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沖縄県が石垣空港などの特定利用空港・港湾追加指定に合意の方向で調整です
『有事の際に自衛隊などが使用する「特定利用空港・港湾」について国が新たに石垣空港など3か所を追加指定することに沖縄県も合意する方向で調整を進めていて、18日、県議会の与党会派に説明しました。』
ようやく前進することが出来ました。
しかし、軍事利用につながるといった懸念の声が県議会与党からあがっているようで、池田副知事は『他県でもすでに20くらいの施設が指定されていますけど、自衛隊基地のような利用のされ方をしているところはないというのは確認ができている。引き続き疑問点に丁寧に答え理解を求めていく』と語っていました。
これまで県は慎重姿勢を取っていましたが、石垣市の中山市長は『新たに自衛隊の施設を造るというのではなく(既存事業を)前倒しでどんどん進めることができ、非常に効果的だ。県には考え方を転換してもらいたい』と述べ、県の姿勢を「おかしい」と訴えていました。
特定利用空港・港湾とは、自衛隊や海上保安庁が訓練などで円滑に利用できるよう整備された空港や港湾です。有事に備えて、各地の空港や港を指定し、滑走路の延伸や岸壁の拡張などを進めています。有事とは戦争だけではありません。災害も有事です。