枝野氏の「ポピュリズム」を野田代表が否定です。消費税めぐり参院選を前に党内で亀裂でしょうか

立憲民主党の枝野幸男元代表の発言が党内で波紋を呼んでいます。

立民内では、減税派が消費減税についての勉強会を発足させ、参院選に向け執行部に公約に盛り込むよう提言する動きが活発となっています。

こうした動きに枝野氏は「参院選目当て」「無責任なポピュリズム」と切り捨て、さらに「減税ポピュリズムに走りたいなら、別の党をつくるべきだ」と非難しました。

枝野氏の発言は党内に亀裂を生じさせるには十分です。枝野氏は周囲に「野田氏が減税にぶれれば反主流派に回るが、ぶれなければ徹底的に支える」と話したと言いますが、野田代表が枝野氏の発言を否定です。

枝野氏の発言を野田代表が否定。亀裂生じるか?

『立憲民主党の枝野幸男元代表は12日、党内で消費税減税を求める声が強まっていることに関し、「参院選目当てとしか言いようがない、無責任なポピュリズムだ」と批判した。「給付であれ減税であれ、財源を明確に示さないのは国民生活にマイナスだ」とも指摘した』との報道が立憲内で波紋を呼びました。

さらに枝野氏は『周囲に「野田氏が減税にぶれれば反主流派に回るが、ぶれなければ徹底的に支える」と話す』とのことでした。野田代表の態度次第では反主流派に回るか支えるか決めるようです。

しかし、野田代表は枝野氏の発言をことごとく否定。「別の党をつくるべきだ」については『党分裂したいと思っていない』と述べ、「無責任なポピュリズム」については『私は今の党内議論をポピュリズムとは思わない。物価高の問題を踏まえ、真剣な議論をしてもらっている』と述べていました。

党内での減税派の勢いはますます高まっているようで、党幹部は『「減税派が多数だ。野田氏を守るためにも減税を考えなければならない」と揺らぎ始めた』といいます。

このまま野田代表が減税に傾けば、枝野氏が反旗を翻すことになります。またもや分裂のお家騒動が勃発しそうな匂いがプンプンします。

この様な政党が政権を目指すと主張しているのですから不安でなりません。

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