「BA.5」への3回目ワクチン接種の効果と期待




新型コロナワクチンの感染拡大が懸念される中、重症となる感染を予防を目的としたワクチン接種を呼びかけ、リスクの削減に取り組んでいます。

3回目接種「BA.5」への効果は

国立病院機構三重病院の菅秀副院長に聞きました。

Q:接種が2回と3回でウイルスの働きを抑えるとされる中和抗体に違いは?

「明らかに違いがあると考えている。1回目接種と、2回目接種は基礎免疫をつけるということで、ゼロであった免疫を獲得することと、免疫の記憶をつける。3回目接種は、免疫記憶を呼びさまして2回目接種で獲得した免疫より、さらに高いレベルで長期間持続する免疫を獲得することができる。抗体価は、2回目接種後よりも、多くなるとされていて、(接種を受けた)当院職員で調査しているが、2回目接種後と比較しても、2.5倍程度に増えていた」(国立病院機構三重病院 菅秀 副院長)

中和抗体の値については、国際医療福祉大学が行った調査でも、2回目接種から79カ月が経過したときと比べて、3回目の接種後23週間では、平均で約34倍にも増加したという結果がでています。

引用元 「BA.5」への3回目のワクチン接種の効果 専門家「重症の感染を予防する効果を期待」

感染力が高いとされているBA.5に対応するため、重症化予防以外にも、発症予防なども期待されるワクチン接種を行い、他の人へ感染させないことへの効果も考えられます。

ワクチン3回目接種を行うことは、発症予防効果や重症化予防効果等を高める効果が報告され、新型コロナウイルスの感染や重症化リスクの低減のためにも、引き続きワクチン接種の呼びかけに取り組んでいます。

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