立民・選対委員長代理が辞表を提出しましたが、その他の役員の方々は責任を取らないのでしょうか。。。

選挙に敗れれば、どの政党でも党首や執行部の責任論が噴出するものと思っていましたが、立憲民主党は違うようです。

歯切れがよく、時に熱弁を振るっている小川政調会長は執行部の責任に言及していましたが、一方で話が泉代表に及ぶとその歯切れの良さは全くありません。

そんな野党第一党として体を成していない立憲民主党ですが、役員の1人が辞表を提出しました。辞表を提出したことは評価できますが、提出したのは選対委員長代理を務めていた松木謙公議員です。

ほかに自ら責任を取ろうとする役員はいないのでしょうか。。。

歯切れが悪くなった小川政調会長。。。

泉代表が自身の進退や執行部の進退について「考えていない」と投開票中に発言していました。この泉代表の方針に真っ向から立ち向かったのが小川政調会長です。

小川政調会長は執行部に責任があると幹部会で語っていましたが、話が泉代表に及ぶといつもの威勢のよさは失われてしまいました。

参院選2日後、12日に開かれた幹部会では小川淳也政調会長が「今回の敗北は執行部に責任がある。人心の一新を図るべきだ」と発言し、自ら執行部批判の口火を切った。しかし、責任を問う声は続かなかった。党関係者は「今は安倍元首相の逝去もあって立憲に注目が集まっていない。議員同士でお互いに様子を窺っている感じだ」と話す。

発言した小川氏に真意を訪ねると、「この選挙結果を受けて、今後も私がのこのこと政調会長を続けることできない。執行部は連帯責任、当たり前でしょ」と語った。そこで私が「人心一新」には泉代表の辞任も含むのかと問うと小川氏は、「それは一長一短ある」と明言を避けた。
引用元 「立民惨敗」でも「泉代表」責任論なし 党内から怨嗟の声も「このままじゃ社民党と同じ運命をたどる」

小川政調会長は、泉代表への批判は避けつつも、『この選挙結果を受けて、今後も私がのこのこと政調会長を続けることできない。』と語っていますが、辞表を提出したという話は聞こえてきません。

こうした小川政調会長とは異なり、すぐに進退を示した役員がいました。

辞表を提出した松木議員。。。

敗北を喫していながら、責任を取る役員が出てこない立憲民主党の状況に呆れていましたが、役員の1人が辞表を提出しました。

立憲民主党の松木謙公選対委員長代理は15日、参院選での改選23議席を下回る敗北を受け、大西健介選対委員長に辞表を提出した。自身のツイッターで「敗北のけじめをつけ、一から出直す」と理由を説明した。立民内には、議席減への不満などを背景に、泉健太代表を除く執行部の刷新や、責任の明確化を求める声も出ている。

大西氏が辞表を預かっており、立民は今後、取り扱いについて協議するとみられる。
引用元 立民選対幹部が参院選敗北で辞表

辞表を提出したのは、選対委員長代理を務めていた松木議員です。

松木議員は自らの判断で辞表を提出したことだと思いますが、この松木議員の行動を見るとより一層、株を下げてしまっているのが、小川政調会長です。

『この選挙結果を受けて、今後も私がのこのこと政調会長を続けることできない。』と語っているのですから、松木議員を見習って小川政調会長自ら辞表を提出してみてはいかがでしょうか。

自らの進退も自ら決断することができないのでしょうか。

参議院議員通常選挙で敗北しても、容易に役員に居座れる党内情勢をみると、立憲民主党は党としての活力を失っていると思えてなりません。

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