オーバーツーリズムへの対策に取り組む方針
岸田総理は、インバウンドが回復する中、オーバーツーリズムの懸念点から、重要課題だと受け止め、対策を取りまとめていく方針を述べました。
岸田首相は、26日、沖縄県那覇市の首里城で、観光客が人気スポットに集中することによって起きる「オーバーツーリズム」の問題について、重要な課題だとして、今秋にも政府として対策をとりまとめる方針を表明した。
2019年の火災で消失した首里城の復元工事を視察し、沖縄県の観光事業者と車座対話を行った後、記者団の質問に答えた。
岸田首相は、「インバウンド客がさらに回復していくことが見込まれる」とした上で、「観光客が集中することによって生じる混乱、マナー違反による混乱など、いわゆるオーバーツーリズムへの懸念について、政府として、重要課題だと受け止め、この秋にも対策を取りまとめていきたい」と述べた。
オーバーツーリズムとは、観光地において、訪問客の著しい増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して受忍限度を超える負の影響をもたらしたり、観光客の満足度を著しく低下させるような状況であり、地域住民に対する不利益に繋がる点も考えられます。
日本全体の経済が今後も継続的に発展していくため、ビジネスとしての観光の持続のため、今後、オーバーツーリズム解消に取り組む必要があり、これから一層国際化していく社会に対応できる体制に期待です。