高市総理にだけ祝電を送らなかった肝が小さい大国の国家主席、首脳会談で高市総理に圧倒されました

高市総理はあのトランプ大統領の懐に入り、見事に日米関係の深化を図ってくれました。また、高市総理は、日中首脳会談で習近平主席を圧倒し、これまでの日本とは違う姿勢を示してくれました。

ふたつの大国のトップと見事に渡り合った高市総理は頼もしいとともに、さらなる活躍の期待が膨らみます。

さて、高市総理に押されっぱなしだった習主席ですが、実は高市総理就任時からかなり警戒していました。

肝が小さい大国の国家主席

2013年3月、習近平氏が新たに国家主席に選ばれました。この時は天皇陛下と当時の総理であった安倍総理が祝電を送りました。国際儀礼上、新たに大統領や首相などの就任に際して祝電(または祝意表明)を送ることは、極めて一般的かつ重要な慣行です。

しかし、習主席は高市総理就任に際して祝電を出しませんでした。

高市総理以前の日本の総理を見てみると、習近平氏が国家主席就任後は、菅政権、岸田政権、石破政権が存在しました。いずれも習主席は祝電を送っています。因みにですが、習主席は2019年5月1日、新たに即位された天皇陛下に祝電を送っています。国際儀礼上、極めて一般的かつ重要な慣行だからです。

しかし、高市総理誕生の際には、国際儀礼上、極めて一般的かつ重要な慣行を無視したのです。

その理由ですが、まず高市総理就任に際して『中国のニュースサイト「中国新聞網」は、高市氏について「政治的な立場は極めて保守的で右寄りだ」との見方を示した。高市氏が閣僚在任中に靖国神社に参拝していたことなどを挙げた。また、高市氏は安倍晋三元首相と政策や理念が近かったと指摘し、「日本メディアでは『女性版・安倍』と呼ばれている」と伝えた』と報じられました。対中融和を図った石破政権と真逆の政権になることを中国が予想したからです。

次に、中国にとって耳が痛い人権問題を高市総理が訴えているからです。高市政権で「スパイ防止法成立」と「国家情報局(日本版CIA)設立」が成ってしまうことを懸念しているのもありますが、高市総理が自民党総裁就任後に「今なお、南モンゴルにおいて中国共産党による弾圧が続いていることに憤りを禁じ得ない」と内モンゴル自治区の人権問題に関する国際フォーラムに文書でメッセージを寄せました。また、ウイグル人権問題については、企業が海外のサプライチェーン(供給網)で強制労働など人権侵害の有無を調べ、改善する「人権デューデリジェンス(人権DD)」の法制化に高市総理は関心を持っていることが総裁選で明らかになりました。

こういった中国が抱える人権問題に関心を持つ人物が日本の総理大臣になってしまったのですから、習主席の心中は穏やかでなく、祝電を出す気も起らかなったのかもしれません。

案の定、日中首脳会談で尖閣・台湾・人権問題などで意見されてしまいました。

それにしても態度が露骨すぎますね。とても米国と競う大国のトップとは思えないほどの肝の小ささです。首脳会談で高市総理に圧倒されるわけです。石破政権はこんな人物に怯えていたと思うと情けないですね。

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