
かつては「立憲共産党」と揶揄される仲も、枝野氏「野党共闘の時代は終わった」小池氏「終わったどころかますます必要に」と意見が対立です
かつて立憲共産党と揶揄されていた立憲民主党と日本共産党ですが、今回の参院選でも17の1人区で候補一本化をするなど、候補者調整をしていました。しかし、選挙協力もむなしく結果は両党とも敗北と言っていい結果となってしまいました。
これまでは手を取り合って協力してきた両党でありますが、今回の選挙結果を受け認識に隔たりが出てきたようであります。
かつては「立憲共産党」と揶揄されるほどの仲だったのに。。。
立民の枝野元代表は8月31日、さいたま市で「野党共闘の時代は終わった」と述べ、「これからは他の野党とどう違うのかを打ち出す必要がある」との考えを示しました。
代表時代は共産との連携を推進してきた枝野氏ですが、まるで違う意見を発しています。これに反発したのが共産の小池書記局長です。
小池氏は、枝野氏が「野党共闘の時代は終わった」と発言したことに対し、「終わったどころかますます必要になる時代に入った」と反論しました。
また、小池氏は、7月の参院選の「1人区」で立憲などと候補者の一本化をした17選挙区の12選挙区で勝利したとして、「過去最高の成果だ」と強調したと言いますが、共産は改選7議席から3議席へ減少しています。詳細は『共産は参院選比例代表で「650万票、5議席」を目標に掲げたが、286万票、2議席獲得にとどまった。選挙区の当選も東京の吉良佳子氏のみ』でした。惨敗と言っていい結果でしょう。
生き残りがかかる共産は他党との連携は繋ぎとめておきたいのでしょうが、立民としてはもはや共産から得られる票は無く用済みということでしょうか。
しかし、両党とも共通して深刻な問題があります。両党とも支持層が高齢化し若い層からの支持は得られていません。これは有権者から「古い体質の政党」とみなされているからです。根本の党のイメージを回復させない限りは、共闘しようがしまいがいずれ国民から見放されることになるでしょう。
