
石破首相の国際会議の晩餐会でのボヤキに非難が殺到です「愚痴を言うくらいならもう辞めるべき」「公の場で言うべきことじゃない」
参院選の敗戦を受け、自民党内では石破首相の辞任を求める動きが活発となっています。
石破総裁となって、昨年の衆院選と今年に入って都議選、参院選と、大型選挙3連敗という過去に記憶がないほどの結果です。支持者からも不満の声が相次ぎ、党内では石破おろしが高まり、総裁選の前倒しが注目されています。
そんな中、石破首相の発言が波紋を呼んでいます。
国際会議の晩餐会のあいさつでボヤキ?
まさに大逆風の中の石破執行部でありますが、横浜で開かれたTICADアフリカ開発会議の晩餐会で石破首相が「こうして皆様方を日本にお迎えをして、テーブルを囲むことができます。大変うれしく思っております。もう仕事の話はやめましょう。疲れますから。大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございませんで。そこで(岩屋毅)外務大臣、笑わない。楽しいことはそんなに多いわけではございません」と愚痴をこぼしました。石破首相は1月施政方針演説では「これからは一人ひとりが主導する楽しい日本を目指していきたい」と語っていましたが、楽しくなくなってしまったようです。
石破首相の発言を受け、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「よくこういうボヤくことを言われるんですよ」とコメントしました。しかし、身内の集まりでならわかりますが、訪日中の各国首脳を迎えた国際会議の晩餐会です。その中の日本の首相のあいさつで、このような発言をするとはあまりにも理解し難いです。案の定、苦言の嵐です。
石破首相の発言を受け、立民の小沢一郎議員は「総理にとって楽しい日本など必要ない。物価高で国民は苦しみ、人口減少で地方は崩壊の危機。総理が楽しい訳が無い。頭の中は保身で一杯で国民生活が見えていない。愚痴を言うくらいならもう辞めるべき」と厳しく非難しました。
他にも元東京都知事・元自民党参院議員の舛添要一氏は「石破氏と私で、『あのやつのやつひどかったな』『ひでえなこの予算委員会って』と2人で誰もいないところでぼやきあうのはいい。ただ公の場で言うべきことじゃない」とコメント。国際弁護士の八代英輝氏は「楽しいというと、石破総理は『楽しいニッポン』を目指すと言われていたのが記憶に残っています。総理大臣自身が『楽しくない』と言われたら、国が楽しくなるわけがないというのと、そういうこと言うんだったら、別にそんなに引き留めてませんよという気持ちも起こってます」と指摘しました。
世間からも「ならさっさと辞めてください」「嫌々続けられるくらいなら早く退陣してもらった方がいい」「楽しいことが無いのは国民の方なんだけど?」「楽しい・楽しくないじゃなくて、政治家として信念を持って首相やってくれよ」などと辛辣な言葉が多数寄せられているようです。
ジョークか本心かわかりませんが、例えウケ狙いだとしても場を考えて発言していただきたいです。ましてや石破首相は日本のトップです。聞いていたのは各国首脳です。また、その発言はその場だけでなく、世界に発信されるという自覚を持って欲しいです。
