
国民民主党がまさかの山尾氏公認見送りです。山尾氏は「ご要請を受けて擁立いただいたにもかかわらず」と恨み節残し離党です
夏の参院選の候補者を巡り、国民民主党が非難の的に晒されていました。
特に問題視されていたのは、山尾志桜里氏と須藤元気氏についてですが、国民民主党は11日の両院議員総会で山尾氏の公認を見送る方針を決めました。
すると、山尾氏が遺憾を示したうえで党に離党届を提出しました。
公認見送りの山尾氏が離党
すると山尾氏が離党届を提出しました。『国民民主党から夏の参院選比例代表への公認を見送られた山尾志桜里元衆院議員が12日午前、コメントを発表し「執行部主導でご要請を受けて擁立いただいたにもかかわらず、(公認見送りを)執行部の責任で判断せず、両院議員総会での決定という形にかなり違和感がある」と玉木雄一郎代表ら党執行部を批判した。「統治能力に深刻な疑問を抱いている」として離党届を提出したことも明かした』とのことです。
国民民主党は夏の参院選で山尾志桜里氏を比例代表候補として内定させていたのですが、SNSなどで批判殺到し支持率にも影響が及びました。
山尾氏の擁立は玉木代表が主導しており、玉木代表は「代表の私にも責任がある」と述べたが、責任の取り方については「厳しく受け止めたい」とするにとどめたとのことです。
山尾氏からすれば玉木代表側から要請があったから引き受けたのです。なぜ引き受けたのだろうという疑問はありますが、本人も「玉木雄一郎代表から出馬を求められたとき、『もう一回…』は迷った。それでも国会議員として再起を期すと決めた以上、反省の上の覚悟を行動で示したい」と語っていました。それを勝手な都合ではしごを外されたわけですから遺憾に思うのも無理はありません。離党は当然です。
ただ、山尾氏も出馬を悩んだようですが、まだまだ国民感情を読み切れなかった感は否めません。そして山尾氏は「統治能力に深刻な疑問を抱いている」とコメントしていますが、何より問題は玉木代表のリスク管理です。こうなることを読み切れなかったことに多くの支持者は残念に思ったでしょう。もっと早く判断する場面は沢山ありました。
玉木代表は「将来の首相」ともてはやされた時期もありましたが、玉木代表、山尾氏共に壊滅的なダメージを受けたのではないでしょうか。
「手取りを増やす」政策で非常に期待していた党だっただけに非常に残念です。
