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あまりにもお粗末な県の対応です。防衛局が事故現場にガードレール設置を要請しましたが、県はラバーポールで対応。危機管理が希薄過ぎませんか?
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が昨年6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故が名護市安和の桟橋前の路上で起きました。
現場は、事業者側から事故防止のために再三ガードレール設置が求められてきましたが、沖縄県は対応せず、事故が発生してしまいました。これを受け、防衛省沖縄防衛局は、県に対し、改めて現場の安全対策を強く要請しましたが、県の対応はお粗末そのものでした。
あまりにもお粗末な県の対応です
ラバーポールはゴム状の柔らかい素材の製品で、ガードレールとは違い、支柱だけで、横方向に伸びる梁(ビーム)は存在しません。したがって抗議者は通過し放題で、現状と何も変わりません。しいて言えば、ドライバーが歩道部を目視で認識しやすくなった程度で、抗議者の飛び出しなどは防げません。
『防衛局は昨年8月と11月にも、玉城デニー知事宛ての要請文を提出。「不誠実な対応に終始している」と県の姿勢を強く批判していた』とのことで、県は仕方なくラバーポールを設置して、対応した体裁を装ったのでしょう。当然、防衛局は『柔らかい材質のラバーポールを設置した県に対し、「事故の背景を真剣に考慮しているとは到底考えられない」と苦言を呈した』とのことです。
防衛局の苦言は当然です。県側の対応は死亡事故が発生したにもかかわらず、あまりにもお粗末と言わざるを得ません。あまりにも危機管理が希薄で、人命よりも辺野古反対運動の方が重要と県民に思われても仕方ないことです。県議会では人命軽視という点で問題を追及して頂きたいですね。
この様な偏った県政は、県民の力で即座に終了させるべきではないでしょうか。