
大荒れの予感です!立民重鎮らが枝野氏の発言に猛反発です!消費減税巡り党内分裂???
枝野幸男元代表の発言が党内に波紋を呼んでいます。
これまで立憲民主党は、執行部が減税に否定的な姿勢を示していたことから「増税派」と揶揄されてきました。一方で、国民民主党や日本維新の会が減税政策で与党と協議するなど、完全に物価対策で出遅れた感がありました。これに危機感を示したのが立民内の減税派で、参院選に向け、消費減税を公約に盛り込むよう提言すると勉強会が発足されました。こういった減税派の動きに、枝野氏は「無責任なポピュリズム」「「減税ポピュリズムに走りたいなら別の党を作って下さい」と減税派を牽制しました。
この枝野氏の発言が党内で大問題となっているようです。次々と反論が報じられています。
枝野氏発言に重鎮らが猛反発です
枝野氏の発言を巡り、まず第一に報じられたのが野田佳彦代表でした。枝野氏の「別の党を作ってください」について、野田代表は「私は今の党内議論をポピュリズムとは思わない」「私は党の分裂をしたいとは全く思っていない」などと否定した上で、消費減税を巡る党の方針に関して「色々なことを包含しながら、決断していきたい」と述べました。
次の声をあげたのが重鎮の小沢一郎議員です。小沢氏は「彼の心情的なところは分からないでもない」とした上で「そういうことは言っちゃいけないことだ」と述べ、さらに「多くの仲間に対しても、あるいは党員、みんな、友人、国民に対しても非常に失礼な、無礼な、傲慢な印象を与えるよね。俺は剛腕とは言われたけど傲慢ちゅうのはあんまり言われたことない」と批判していました。
減税派も黙ってはいません。減税派の中心となっている江田憲司元代表代行が「言論の自由を封殺しようとするのは看過できない。大変遺憾だ」と猛反発しています。党内で意見対立が続くなか有志の議員らは、食料品にかかる消費税を時限的にゼロにすべきとする提言をまとめました。減税派は一歩も引く気はないようです。
この様に、次々と党の重鎮らから反発の声があがっています。
しかし、党内には枝野氏のように減税に否定的な意見を持つ議員も多くいます。野田代表もそうですが、小川淳也幹事長も「消費税25%」がクローズアップされ「増税派」と揶揄されています。他にも国民民主党の「103万の壁」に否定的な意見をSNSなどに投稿していた議員も多数見受けられました。ほかにも減税に否定的な議員はまだまだ居そうで、これらの議員が「枝野氏を支える」と団結すれば、党内が荒れることは必至です。
野田代表と執行部は参院選前の党内分裂だけは避けたいと思いますが、どの結果を選択しても一時的には収まるかもしれませんが、党内に禍根を残しそうです。