鳥インフル響くで4月の卵卸値、最高更新




JA全農たまごは28日、鶏卵の4月の卸売価格(東京地区、Mサイズ基準値)が月平均で1キロ当たり350円となり、比較可能な平成5年以降で最高値を更新したと明らかにしました。
昨秋からの鳥インフルエンザの感染拡大による供給減少が引き続き響きました。

4月の月平均卸値は3月より7円高い。1年前の4月平均と比べ、139円値上がりした。

農林水産省によると、鳥インフルエンザの影響で昨年10月末以降に殺処分の対象となったのは過去最高の1771万羽。採卵鶏が大半を占め、対策として、採卵鶏農場には約63万羽のひなを既に投入したという。農水省は今秋までに、大規模養鶏場では防護柵を設置するなど管理区域を分け、発生しても一斉に殺処分をせずに済むよう、対策を検討中だ。
4月の卵卸値、最高更新 鳥インフル響く

野村哲郎農相は28日の閣議後記者会見で「ブラジルからの輸入卵も入ってきており、少しずつ(供給減は)緩和されるのではないか」と述べました。




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