マイナンバーカード、スマートフォン搭載の機能に対応した本人確認方式を提供
デジタル庁より開始予定のマイナンバーカード機能のスマートフォン搭載の機能提供にともない、Liquidとサイバートラストは、オンライン本人確認サービスとサイバートラストを連携して、スマートフォン搭載の機能に対応した本人確認方式を提供することを発表しました。
サイバートラストとLiquidは、デジタル庁が5月11日から予定している「マイナンバーカード機能のスマートフォン搭載(スマホJPKI)」に対応した本人確認方式を提供する。同機能はまずAndroid端末に提供し、iPhone対応は未定。
Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」とサイバートラストの「iTrust 本人確認サービス」を連携し、事業者のサービスとマイナポータルアプリが連携可能になる。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が提供している「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」を別途ダウンロードやインストールせず、公的個人認証を活用した厳格な本人確認が行えるようになる。
利用者は端末に搭載された情報での公的個人認証による本人確認ができるようになり、事前にマイナポータルアプリをダウンロードして電子証明書をインストールすれば端末のみで本人確認が完了。本人確認のたびにマイナンバーカードを端末にかざす必要がなくなる。
事業者は本人確認の際に画像不鮮明などによる審査不備を削減することができる。本人確認書類の真贋性を判定するための目視チェックも不要となるため、事務コスト削減にもつながるとしている。
また、これまでは公的個人認証による本人確認には事業者側でアプリを用意する必要があった。これが順次自社アプリに加えて、マイナポータルアプリを活用してスマートフォンやPCのWebブラウザから公的個人認証を活用した本人確認も可能になるという。
この連携により、事業者のサービスとマイナポータルアプリが連携可能となり、事業者はスマホJPKIによる公的個人認証を利用した厳格な本人確認を組み込んだサービスが提供できるようになります。
デジタル庁は、公的個人認証サービスの電子証明書の機能をスマホに搭載することによって、スマホひとつで、いつでもどこでも行政手続や各種民間サービスの手続きをオンラインでできるようにすることを目指しています。