立民と維新の会が臨時国会に続き通常国会でも連携へ⇒どうみても目指すところが違うのに大丈夫なのでしょうか。。。

臨時国会で連携を強めた立民と日本維新の会が1月に召集される通常国会でも連携を継続する構えを見せています。

臨時国会では、日本維新の会に秋波を送り続けた泉代表ですが送りすぎたのか、時には立憲民主党のコアの支持層からの反発を招いていました。

通常国会でも両党は連携する方針のようですが、立民は選挙の時に頼った共産党との連携はどうするのでしょうか。そして連携をする両党ですが、既に目指すところの違いが鮮明になっています。

連携を継続するも目指すところが違うようです。。。

臨時国会では宗教問題の解決に固執し、政府を批判していた立憲民主党ですが戦略の面では大きな変化がありました。それが日本維新の会との連携です。

日本維新の会との連携を進める泉代表は昨年末に日本維新の会の馬場代表と会食を行い、連携継続を確認したと報じられました。

立憲民主党の泉健太、日本維新の会の馬場伸幸両代表が20日昼、東京都内の中華料理店で会食した。関係者が22日明らかにした。先の臨時国会で、政策面で連携したことを踏まえ、2023年1月召集の通常国会でも連携を継続する方針を確認したとみられる。

出席者によると、会食は泉氏が11月末、馬場氏に直接提案した。泉氏は維新が先の参院選で掲げた公約「維新八策」を評価し、「立憲の政策とほとんど変わらない」と語ったという。
引用元 立憲と維新の代表が会食 通常国会で連携継続の方針を確認か

泉代表は野党第一党の党首として野党をまとめることでリーダシップ、そして存在感を示したいようです。

ですが、『立憲の政策とほとんど変わらない』と語る泉代表ですが、どの政策を指しているのでしょうか。エネルギー政策を見ても、参議院議員通常選挙では明らかに両者は異なっていました。立憲民主党は『原子力発電に依存しない社会を実現』と掲げていましたが、日本維新の会は『安全確保ができた原発を速やかに再稼働し、安定した電力供給を行います。』と掲げていました。

仮に泉代表の言う通り、立憲民主党と日本維新の会の政策が『ほとんど変わらない』ものであるとしても、両党には大きな違いがあります。

それが政府与党への対峙の仕方です。

立民の泉健太代表は23日の記者会見で「野党が力を合わせ、与党のおかしいところを是正していく」と強調。これに対し、維新の馬場伸幸代表は22日、「われわれは是々非々。次の衆院選で野党第1党を預かる」と立民に取って代わる決意を記者団に示し、温度差が浮き彫りとなった。
引用元 自・公、目立つあつれき 26日で政権復帰10年 野党は多弱化、展望開けず

泉代表は『是正していく』と語っていますが、やることはただの政権批判であることは容易に想像がつきます。その泉代表と違い、馬場代表は是々非々でやることを示唆しています。

それに馬場代表の目指す先にあるのは日本維新の会を野党第一党に押し上げることです。

衆議院議員総選挙、そして参議院議員通常選挙の結果をみれば、立憲民主党にとって野党第一党の座が決して安泰なものでないことは明白です。泉代表は勢いがある日本維新の会と連携を強めて大丈夫なのでしょうか。

そして立憲民主党を長年支え続けてきた日本共産党との関係を泉代表はどうするつもりなのでしょうか。日本維新の会と日本共産党は水と油の関係です。

選挙の時だけ、日本共産党に助けを求めるのでは、日本共産党はもちろん、立憲民主党支持者からも反発にあうことは目に見えています。

今年の通常国会でも立憲民主党の野党内での立ち振る舞いは注目すべきポイントだと思います。

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