岸田総理、臨時国会から第2次補正予算案や感染症法改正案の成立を目指す
岸田総理は、自民党岸田派の会合で、臨時国会を10月に召集する考えを明らかにしました。
岸田文雄首相は15日、自民党岸田派の会合であいさつし、臨時国会を10月に召集する意向を表明した。「これから国連総会があり、国葬があり、来月には臨時国会も予定されている」と述べた。政府は10月3日の召集を軸に調整中。2022年度第2次補正予算案や新たな感染症危機に備えるための感染症法改正案の成立を目指している。
首相は「国の内外に歴史を画するような課題が山積している。改めて緊張感を持ってしっかり取り組み、国民の負託に応えたい」とも語った。米ニューヨークでの国連総会に出席するため、19日から訪米する方針。23日にも帰国する。
臨時国会では、物価高対策などを含む今年度の第2次補正予算案や感染症法改正案などの審議が行われる見通しで、夏の参議院選挙後、初めて与野党が本格的な論戦を交わすことになります。
政府は、総合経済対策として物価高対策のほか、脱炭素に向けた企業支援など、岸田総理が掲げる「新しい資本主義」を進める施策を盛り込り、補正予算を編成から年内成立を確実にするため、臨時国会を召集する判断となりました。