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立憲民主党、長野3区や北海道3区で世襲候補を擁立。。。常任顧問の岡田克也氏はかつて「世襲を制限すべき」と主張していたのに。。。


通常国会が閉会し、野党各党は衆議院議員総選挙に向けて候補者擁立に奔走しています。彼らは有権者に対して、『まっとうな』候補者を提示することはできるのでしょうか。

通常国会では政府への批判を好きなだけやっていた立憲民主党も候補者擁立に励んでいます。

ですが、立憲民主党の候補者擁立の方針について、多くの人にとって納得がいかないことがあるのです。それが『世襲』です。立憲民主党の常任顧問を務めている岡田克也衆議院議員は、以前、世襲制限に積極的な姿勢を示していました。

今起きていることで『選挙に勝つ為なら、何でもあり』という立憲民主党の姿勢がはっきりと窺い知れます。

迷わず『世襲』を認める立憲民主党。。。

最新の世論調査によると、立憲民主党の支持率は通常国会であれ程好き放題やっていたにも関わらず、もしくは好き放題にやったからでしょうか、上がるどころか軒並み下落しています。

批判ばかりをしていては、有権者から見放されるのは自明の理だと思いますが、立憲民主党はそのようなことすら気が付くことができないようです。

支持率が一桁台の前半であるにも関わらず、政権交代を目指す立憲民主党にとって、総選挙で議席を獲得することは至上命題です。その為か、立憲民主党は今、安易な候補者擁立に走っています。安易なとは『世襲』です。

立憲民主党県連は6日、松本市内で常任幹事会を開きました。今年4月の参院補欠選挙で当選した羽田次郎議員を含む4人の国会議員が出席し、冒頭、新型コロナウイルスに感染して急逝した故・羽田雄一郎さんに黙とうを捧げました。

会議では、次の衆院選の対応について話し合い、「空白区」となっていた長野3区に、羽田孜元首相のおいで国際協力機構「JICA」の企画調査員の神津健さんを擁立することを決めました。
引用元 「長野3区」に神津健氏擁立 立民県連が党本部に公認申請へ 羽田孜元首相のおい 

長野3区で『世襲』候補の擁立を決めたようですが、ここだけではありません。北海道3区でも同様のことが起こっています。

 荒井聡衆議院議員の引退表明を受け、立憲民主党の道3区総支部は長男・優氏の擁立を決定しました。

荒井優氏は、札幌市出身の46歳です。世襲の候補となることから、一部の党員から「批判を受けるのでは」と不安視されましたが、高校の校長を務め、教育現場を知る経験などから、立憲民主党道3区総支部として擁立を決めました。優氏の擁立は党道連を経て党本部が公認する見通しです。
引用元 衆院北海道3区 荒井氏引退で長男が出馬へ

長野3区では元首相の甥、北海道3区では現職衆議院議員の息子とこれを見れば立憲民主党が『世襲』に対して寛容な政党であることがよくわかります。主張と行っていることが真逆なのです。

それにしても、北海道3区の『世襲』候補擁立の理由が『高校の校長を務め、教育現場を知る経験』という一点張りには呆れるばかりです。これは先生の決定ではなく、政治家の決定ですから。

このようにどんどん『世襲』を擁立している立憲民主党ですが、常任顧問を務める岡田克也衆議院議員は静観するだけなのでしょうか。

民主党時代は威勢がよかった岡田衆議院議員。。。

『世襲』は度々、政治課題として浮上します。直近では昨年の11月に立憲民主党の辻元清美副代表が衆議院予算委員会で『世襲制限』を迫っていました。

そして、現在立憲民主党の常任顧問を務めている岡田克也衆議院議員は、2009年に選挙を意識して次のような主張をブログで行っていました。

世襲の問題ですが、定義から始めなければなりません。いわゆる世襲ということを、非常に幅広く捉えられる方もいらっしゃいます。

私がここで世襲というのは、同じ選挙区で、一定範囲内の親族が、引き続き選挙に出る――これを世襲と考えています。 ある選挙区で、例えば、お父さんが引退したり亡くなったりしたあと、その子どもが引き続き立候補するというものです。小泉元総理が今度引退される、その後次男が出るというのは、典型的な世襲にあたるわけです。

これがなぜいけないかと言いますと、それは政治の活力をそぐからです。
引用元 世襲――民主党は一歩先を行く、自民党も真剣に議論を

岡田衆議院議員は、『世襲』は『政治の活力を削ぐ』と明言しています。つまり岡田衆議院議員が変節していないなら、立憲民主党は『政治の活力を削ぐ』候補を有権者の前に提示しようとしているのです。

岡田衆議院議員は、立憲民主党の常任顧問です。変節していないのであれば是非『世襲』候補の擁立を止めて頂きたいと思います。

常に矛盾を抱える立憲民主党は衆議院議員総選挙で衰退への道を歩むことでしょう。

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