不都合は全て『政府のせい』なのでしょうか。。。愛知県の大村知事、あまりにも変わり身が早すぎるように思えます。。。

多くの自治体で蔓延防止等重点措置が執られていましたが、21日に全面解除になりました。この蔓延防止等重点措置が実施されている期間に政府は、3回目のワクチン接種を加速させ、経口治療薬の確保・供給とオミクロン株の感染拡大を抑えようと奔走していました。

蔓延防止等重点措置の解除を多くの自治体が政府に要請しました。愛知県も政府に解除を要請した自治体の1つです。

ですが、新規感染確認者数が下げ止まっているとみるや、愛知県の大村知事は『前のめり』『政府が解除ありきだった』と政府への批判をはじめました。

あまりにも都合の良い批判ではないでしょうか。。。

大村知事、蔓延防止等重点措置解除を批判していますが。。。

今年に入ってから実施されていた蔓延防止等重点措置がようやく解除になりました。解除されて以降、新規感染確認者数の減少が下げ止まって見えることについて、愛知県の大村知事が記者会見で次のように発言しました。

 愛知県の大村秀章知事は同日の会見で、「リバウンドとは考えていないが、気持ち悪い感じがする」と言及。まん延防止等重点措置が21日で全面解除となったことが要因ではないかと問われ、「前のめりではなかったか。政府は東京都の解除ありきだったが、本当によかったか、と思う」と答えた。そのうえで「幸い入院患者は減っている。医療現場は持ちこたえられると思うが、嫌な雰囲気が漂っている」と述べた。
引用元 大村知事「嫌な雰囲気」 コロナ感染者、東海3県で下げ止まり傾向

大村知事は蔓延防止等重点措置が解除されたことについて、『前のめりではなかったか。政府は東京都の解除ありきだったが、本当によかったか、と思う』と語るなど暗に政府の対応を問題視しています。

この記者会見が行われたのは25日ですが、遡ること16日の記者会見ではまったく逆のことを発言しています。

愛知県の大村秀章知事は16日の記者会見で、適用中の新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置について、期限通り21日に解除するよう国に要請したと述べた。飲食店に対する時短要請は解除する。

県内の1日あたりの新規感染者数は5日以降、前週を下回っている。15日現在のコロナ専用病床の使用率は49・8%で、2月2日(46・9%)以来1カ月半ぶりに50%を切った。今後も減少が見込まれ、大村知事は「解除が妥当だ」と述べた。
引用元 まん延防止措置 愛知も21日解除を国に要請

この16日の記者会見では『解除は妥当』と明言しています。この2つの記者会見の発言には何一つ整合性がありません。

大村知事の自身の判断は『解除が妥当』だったはずです。自身の決断に責任を負いたくないのか『政府が前のめり』というのはあまりにも行政を預かる知事として無責任な発言と言わざるを得ません。

更に大村知事は、県独自の時短要請については16日の記者会見で次のようにも発言しています。

飲食店への県独自の時短要請は、「(協力金のための)国の予算措置がない」(大村知事)として行わない。ただ、感染の再拡大防止に向け何らかの働き掛けを続ける考えで、これから検討し、18日開かれる対策本部会議で正式決定する。
引用元 まん延防止措置 愛知も21日解除を国に要請

必要でないからやらないのではなく、国が予算をくれないからやらないというのです。

こうした大村知事の対応はあまりにも場当たり過ぎではないでしょうか。

新型コロナウイルス対策は、今後も続いていきます。大村知事がもっと責任を持った言動を取られることを願わずにはいられません。

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