岸田首相、ユネスコ世界文化遺産の推薦候補である佐渡島の金山を評価




文化審議会は、新潟県の「佐渡島の金山」をユネスコ世界文化遺産の推薦候補に選びましたが、韓国は、世界文化遺産の推薦について反発をしています。

このことについて、岸田首相はコメントをしました。

岸田総理は「佐渡の金山については、江戸時代に我が国固有の伝統的手工業を活用し、大規模かつ長期に渡って継続した、稀有な産業遺産として高い評価を有している。他方、その価値にも関わらず、本件登録に向けては様々な議論、意見があることを承知している。佐渡の金山の文化遺産としての素晴らしい価値が評価していただけるよう、冷静かつ丁寧な議論が求められる。そうした中で、いつ申請するのが登録に向けて効果的なのかについて検討を重ねてきたが、本年申請を行い、早期に議論を開始することが登録実現への近道であるとの結論に至り、2月1日に閣議了解を経て、ユネスコに申請することとした」とした。

佐渡金山の推薦をめぐっては、「旧朝鮮半島出身の労働者が強制労働させられた」などとして韓国が反発していた。政府は反論のための資料などを準備する時間が必要だとして2021年度の推薦を見送る方針だったが、安倍元総理ら自民党の保守派の反発を受け一転、推薦する方向に舵を切った。

このことについて問われた岸田総理は「方針転換には当たらない」「変わったとか、転換したという指摘はあたらない」「いろんな意見があったので、それぞれの立場でいろんなことをおっしゃっておられたが、だからこそ私たちとしては文化遺産の評価の議論であり、わが国の素晴らしい文化遺産を登録するためにはどうすることが効果的なのか、その物差しに基づいて冷静に検討を続けてきた。そういったことで判断した」と説明した。

引用元 「早期に議論を開始することが実現への近道」「変わったとか、転換したという指摘はあたらない 佐渡金山の世界文化遺産登録の申請について岸田総理

佐渡島の金山は、江戸から明治、そして平成と日本の歴史に深く刻まれている大変貴重な遺産です。

この遺産は、現在を生きる人々が過去から引継ぎ、未来へと引き継ぐ必要があります。

是非ともユネスコ世界遺産暫定リストに記載されている今、本登録に向けて準備を進めてもらいと思います。





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