第92回センバツ高校野球(甲子園)大会 どうする高野連。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内の主要スポーツは次々と中止や延期、無観客試合での実施などの対応を迫られている。その中で注目を集めているのが、1日時点では「19日開幕」の方針を変更していない第92回センバツ高校野球(甲子園)だ。

サッカーのJリーグが15日までの全94試合の中止と延期を2月25日に決めると、その翌日には政府が「大規模イベントの自粛」を要請。この異例の大号令を受け、プロ野球は15日までの残りオープン戦72試合を無観客で行うことを決定。この日の東京マラソンは公道を走るレースという競技の特殊性も踏まえ、沿道での観戦を自粛することをファンにお願い。大相撲の春場所(8日初日・エディオンアリーナ大阪)も戦時中の1945年以来となる『無観客場所』となることが決まった。

そうした中で結論を先延ばしして状況を注視しているのが、日本高校野球連盟だ。安倍晋三首相が2月27日に全国の小中高校に「休校要請」する意向を表明。出場する32校の中には練習試合自粛など大会に向けた準備に制限がかかった高校もあり、各校の調整に『格差』が生じることは必至。さらに、アルプススタンドでの全校応援も感染拡大のリスクは避けられない。日本高野連の小倉好正事務局長は「情報をさらに収集する」との考えを示しており、4日の運営委員会での議論の行方に注目が集まっている。

ネットでは「公立高校は、政府や各地方の教育委員会の方針があり、全体練習ができない。一方で私立は授業は無い高校もあるだろうが、部活は恐らく通常通りやろうと思えばできる環境のため練習できている。既に不公平が生じている。甲子園に5万人以上を集め、運営するスタッフ、応援する生徒・・・、とても3/19時点でも今の状況が劇的に良くなるとも思えませんので、無観客での実施か中止かか在校生の応援観戦のみ認める?かいずれかの措置を取らざるを得ないと思います。いつ判断するかですが、運営準備もあろうかと思いますので、思い切って早めに決断して上げたほうが良いと思います」

「地域・学校によって対応が異なる上に、どの学校も万全ではない状況下で、大義名分はないと思う。仮に開催しても、ぶっつけ本番でのエラー続出や感染に加え怪我のリスクも高まる。出場校の選手の失望感は計り知れないが、今大会は厳しい。」

といった意見も見受けられる。高野連はどのような決定を下すのでしょうか。

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