
民主主義の根幹を揺るがす殺人に検察側「わが国の戦後史に前例を見ない、極めて重大な犯行」
安倍晋三元総理の銃撃事件で、殺人罪などに問われた山上徹也被告の裁判員裁判は18日に結審しました。
検察側が「わが国の戦後史に前例を見ない、極めて重大な犯行。動機は短絡的かつ自己中心的で、酌量の余地はない」として無期懲役を求刑したのに対し、弁護側は「刑期は最も重くとも20年までにとどめるべきだ」としました。
民主主義の根幹を揺るがす殺人
本件は単なる殺人事件ではなく、選挙演説中に起こりました。民主主義の根幹を揺るがす殺人で、世界的に著名な政治家が狙われたということで、政治テロであることも明白です。
弁護側は最終弁論で「政治に影響を与えようとしたわけでもない」と訴えていましたが、検察側は「わが国の戦後史に前例を見ない、極めて重大な犯行。動機は短絡的かつ自己中心的で、酌量の余地はない」「特定の団体にダメージを与えるために暴力的手段に訴えることは、法治国家において絶対に許されない」と強調しました。
さらに検察側は冒頭陳述で「不遇な生い立ちは安倍氏と関係がなく、量刑を大きく軽くするものではない」と主張していました。また、検察側は求刑に至る前に、手製銃の危険性や犯行様態について指摘し、公共性の高い場所だったとして、被害者のほかにも危険が及ぶ可能性があったことについても言及しました。
政治テロではないと弁護側は主張していますが、政治的影響を狙ったのは明白です。
