
習近平のパロディー化は「犯罪行為」!あらゆる分野で表現の自由が大きく制限される中国
日本では政府や総理大臣などのついて、いくらネット上で非難をしようとも揶揄しようとも、検閲の対象にはなりません。ただし、公人だろうが私人だろうが殺害などの犯罪行為をほのめかす発言はダメです。
しかし、お隣中国では、トップの悪繰りは検閲対象となり、表現の自由はかなり制限されています。
習近平のパロディー化は「犯罪行為」
中国では、習近平国家主席や中国共産党に対する批判や揶揄は厳しく取り締まられており、拘束(逮捕)される可能性が非常に高いです。
中国には辱包文化(または「乳包文化」)と言うものがあり、これは、中国共産党の総書記である習近平を悪搞し、風刺し、侮辱し、嘲笑するインターネットミームです。2013年の習近平肉まん喫食事件以来、彼は「肉まん皇帝」または「習肉饅頭」と呼ばれるようになり、このミームが始まりました。
習近平の見た目がくまのプーさんに似ているというところから、2017年に習近平をくまのプーさんに見立てたパロディーがインターネットに登場しましたが、すぐに「くまのプーさん」に関するネット検閲が行われて話題になりました。これらの画像データがパソコンやスマートフォンに入っているだけで拘束理由になり得るとされています。
他にも反体制派のネットユーザーが習主席を美少女アニメで侮辱したとして逮捕された事例や、著名な経済学者や法学教授がオンライン上で政権運営を批判する文章を発表した後に拘束された事例などが報告されています。
習近平のパロディー化は「犯罪行為」と言うのが中国共産党の考えのようです。
また、2022年の共産党大会直前や2024年の地方都市での事例など、北京市内の歩道橋や地方都市の路上で習主席や政府の政策(ゼロコロナ政策など)を批判する横断幕を掲げたり、デモを行ったりした人々は、直ちに当局に拘束されたとみられています。
中国政府は、国家指導者に対する侮辱や批判を「国家政権転覆扇動罪」などの名目で厳しく処罰します。国内の言論統制は非常に厳しく、異論を許さない姿勢を強めています。
沖縄の一部の左翼の方々が中国に非常に友好的で、中には日本よりも中国の方がいいと言っている人がいるそうですが、表現の自由のもと現在行っている活動は、中国では拘束の対象になり得ることを理解した方がいいですね。
