
釧路湿原メガソーラー、工事中止勧告も業者「立ち止まることはできない」と表明です
全国で進むメガソーラー事業について、住民の反発も大きく、国民の怒りの声も多数SNSなどに投稿されています。
特に問題視されているのが北海道の釧路湿原周辺のメガソーラー事業です。釧路湿原は日本の国立公園で、周囲の生態系への影響が懸念され、著名人や識者の方々も多数異を唱えています。もちろん国民の反発の声も高まっている状況です。
そんな中、北海道知事が5日、森林の公益的機能を阻害することがないよう、必要な是正措置の指導を徹底する考えを示しましたが、事業を進める企業側は工事を中止しない意向を表明しました。
工事の中止を勧告も業者「立ち止まることはできない」
問題視されている釧路湿原のメガソーラー事業についてですが、北海道は必要な知事の許可を得ないまま開発が進められていたとして、事業者に対し2日、工事の中止を勧告しました。その後、『北海道の鈴木直道知事は5日、釧路湿原国立公園(釧路市など)の周辺で行われている大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設工事で、事業者が森林開発に必要な許可を得ず開発行為を行っていたことに「北海道の貴重な財産である森林が失われたことは大変遺憾。許容できない」と述べ、事業者の意向を確認しつつ、森林の公益的機能を阻害することがないよう、必要な是正措置の指導を徹底する考えを示した』と報じられていました。
しかし、事業を進める企業は9日、「かなり投資しており、立ち止まることはできない。市と協議して進めたい」と述べ、工事を中止しない意向を表明しました。
企業側の訴えも理解できますが、だからといってこのまま事業を進めていい話ではないと思います。
「太陽光発電が環境に優しい」と言われていますが、自然を破壊し、生態系を壊し、何が環境に優しいのでしょうか。
