新型コロナウイルスワクチン接種の進展で肺炎の悪化を防止




新型コロナウイルス感染により全身状態の悪化から衰弱死する高齢者が増加傾向である一方、ワクチン接種の進展で肺炎の悪化が防がれ、重症者は第6波の半数程度にとどまっています。

■重症者、第6波より少なく

第7波の死者は7月下旬に1日100人台になり右肩上がりに増加。8月15日以降は200人超が続き、23日の343人はこれまで最多だった2月22日の327人を上回った。8月の月間死者数も初めて5千人を超えた。厚生労働省のデータでは、7月上旬以降で年代が判明した死者の95%が60代以上となっている。

一方で、重症者数は30人台だった6月下旬から徐々に増加。8月10日に600人を超えて高止まりの状態が続くが、第7波と同じオミクロン株が主流だった第6波は2月下旬に1500人に及んだ。

中略

■肺炎なければ定義上「軽症」

厚労省は令和2年に作成した「診療の手引き」で、コロナ重症の定義を「集中治療室(ICU)に入室、もしくは人工呼吸器が必要」と提示。その後の改訂版でもこの定義は変更されていない。手引きでは「死因に呼吸不全が多い」ことを理由にしている。

引用元 新型コロナ、高齢者で肺炎少なく「衰弱死」増加 「重症」定義見直し求める声

新型コロナウイルス感染症は、高齢者ほど重症化しやすく、一定の基礎疾患を持つ方についても重症化しやすいことが明らかとなっていることから、政府はワクチン接種の呼びかけを行い、ファイザー社又はモデルナ社以外のワクチンについては、科学的知見を踏まえ、引き続き検討していく予定です。

その中で、オミクロン株対応ワクチンは、名前の通りオミクロン株に対しても感染予防効果が期待されているワクチンであり、従来のワクチンに比べて、オミクロン株対応ワクチンはオミクロン株に対する中和抗体の量が多く産生される予定とされています。



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