
「山尾ショック」は立民にとって他人事ではないようで、立民の参院側は「蓮舫ショック」を警戒しているようです
デイリー新潮が『「山尾ショック」の次は「蓮舫ショック」か 立憲民主党の悩ましい胸の内』で、『「山尾ショック」の顛末は野党第一党の立憲民主党にとって他人事ではない。主として山尾氏への批判が拡散していったのはSNS上だった。となると、同様にSNS上で批判が強い蓮舫氏に関しても同様の現象が起きる可能性がある。参院選比例代表に擁立を画策する立憲民主としても頭の痛い難題のようだ』と報じていました。
確かに知名度が高く嫌われているという点では共通しています。しかし、国民民主は無党派層や保守層を取り込んで急成長してきたため、「山尾ショック」がより深刻になりました。一方で、蓮舫氏は嫌われているイメージが強い人物ですが、立民支持層からは強い支持を得ています。参院選で無党派層を取り込むことは困難になるでしょうが、支持者が離れるということはあまりないような気がします。
とはいえ、参院選で議席を増やすには票が必要です。票を伸ばすには無党派層や他党の支持離れを取り込む必要があります。そういうことを考えれば「蓮舫ショック」はあり得るかもしれません。
記事には「立憲の執行部は蓮舫氏の出馬に積極的ですが、参院側は出馬のメリット・デメリットを天秤にかけて悩ましい胸の内を伝えているようです。蓮舫氏のことを山尾氏と同様、SNSを中心に“嫌われキャラ”と見る向きも多く、知名度の高さなどによるメリットよりも拒絶反応などによるデメリットの影響の方が大きいと判断してのことと見られています。先の都知事選では当選した小池百合子氏に次ぐ2位にさえ入れず、本人も大変ショックを受けたと聞いています。いったんは政界から距離を置いたという意味でも山尾氏と共通していますね」とあり、参院側は悩んでいるようです。
蓮舫氏の出馬は3月中にも正式決定すると当初言われていましたが、いまだに正式決定されていないということは、相当悩んでいるようですね。「山尾ショック」が強すぎたため、より慎重になっているのかもしれません。
