維新の会の共産党批判に日本共産党と立民が応戦です。選挙協力どころではないようです。。。

通常国会が閉会しても野党が話題を振りまいています。維新の会の馬場代表が日本共産党を批判すれば、日本共産党が反論し、更には日本共産党の友党立民が参戦し、泥仕合の様相を呈しています。

衆議院議員総選挙に備えために立民は野党各党に候補者調整を呼びかけていますが、批判合戦をしているようでは立民の呼びかけに応えてくれるのは友党の日本共産党のみになりそうです。

国民民主党の榛葉幹事長はこの維新の会と日本共産党・立民が戦う以前でしたが『もうちょっとレベルの高い野党政局やりたいよね』と語っていましたが、このようなレベルの低い野党政局を行って一体立民と日本共産党が得るものはあるのでしょうか。

国会閉会後も泥仕合で存在感を示す一部の野党

通常国会が閉会したため、マスコミでよく報道されていた一部の野党の政権批判を耳にする機会が減りました。ですが、一部の野党は矛先を変えて、今も批判合戦を行っています。

維新の会が日本共産党を批判し、日本共産党が反論したかと思えば、立民の岡田幹事長が日本共産党側に立って維新の会を批判しているのです。

（立憲民主党からすれば維新は第2自民党のような存在、との指摘に対し）第1自民党と第2自民党でいいんですよね。第1、第2自民党が改革合戦でどんどん改革をやって、国家国民のためになることを競い合う。それが政治を良くすることにつながるわけで、立憲民主党がいらっしゃっても日本は何も良くならない。

共産党はなくなったらいい政党。おっしゃっていることがこの世の中でありえない。
引用元　維新は「第2自民党でいい」「共産なくなったらいい」　馬場氏が発言

この馬場代表の発言に対して日本共産党小池書記局長は『許しがたい発言だと言わなければならない』『民主主義を根本から否定する暴論であると言わなければならない』と厳しい言葉を並べています。

維新の会と日本共産党とのバトルに何故か飛び込んだのが立民の岡田幹事長です。25日の記者会見で次のように語っています。

立憲民主党の岡田克也幹事長は25日の記者会見で、共産党を「日本からなくなったらいい政党だ」と評した日本維新の会の馬場伸幸代表を批判した。「公党トップとして度が過ぎる。いろいろな意見の中から一致点を見つける民主主義の基本が全く分かっておらず、恥ずかしい」と述べた。
引用元　立民幹事長「度が過ぎる」　維新代表発言を批判

『いろいろな意見の中から一致点を見つける民主主義』との岡田幹事長の意見は理解できますが、国会論戦で一致点をみつけるような動きをしているのでしょうか。マスコミが報じる立民の国会での姿勢の多くは政府への批判だったと思います。

また『恥ずかしい』という感覚をもっていながら、このようなレベルの低いことをしていることに『恥ずかしい』という認識を持たないことに驚きです。

選挙に向けて野党がまとまるのかと注目していましたが、このようなレベルの低い争いをしていては、立民が求める候補者調整の実現は夢のまた夢だと思います。

このようなレベルの低い争いで、消滅の危機に瀕している立民と日本共産党は得るものはあるのでしょうか。いい加減、人々の生活に役立つ政治活動をやってもらいたいと思います。