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【絶句】在日米軍司令官が尖閣防衛を宣言!しかし、「ポスト安倍」候補の石破氏は「日本は、米中二者択一の立場をとらない」と宣言!風見鶏?コウモリ外交?明らかなのは石破氏の圧倒的な危機感の欠如

中国による尖閣諸島周辺の接続水域航行が111日で途絶えました。しかし、これは台風の影響と考えられ、中国の脅威が去ったわけではありません。

実際に、産経新聞の報道によると、中国海軍のミサイル艇が巡視船に連動して、台湾付近に展開していることが判明しました。(参考;産経新聞)

また、産経新聞は、「16日に尖閣周辺で中国が設定する休漁期間が終わり、漁船と公船が領海に大挙して侵入する恐れがある。」と警告しています。(参考;産経新聞)

これに対して、菅官房長官は「わが国の領土・領空・領海は断固として守るという方針のもと引き続き、緊張感を持って、関係省庁が連携し、情報収集に努めて、尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を尽くしていく。中国に対しては、きぜんと、冷静に対応していきたい」と述べました。(参考;NHK)

政府も中国の動向を注視し、柔軟な対応を示しています。

また、これに先立ち、在日米軍司令官のケビン・シュナイダー司令官が尖閣防衛の意思を表明していました。司令官は「攻撃的で悪意ある行動を続けている」と中国を批判しています。

(シュナイダー司令官と河野外務大臣(現防衛大臣))

まさに、日米が力を合わせて尖閣防衛に努めようとしています。にもかかわらず、次期総裁候補の石破茂氏は、どっちつかずの発言をして、この期に及んで品定めだったのです。

在日米軍司令官が異例の日本支援を表明

先日、NHKは『在日米軍トップ「尖閣周辺で日本を助ける義務まっとうする」』と報じました。以下抜粋して紹介します。

在日アメリカ軍のトップ、シュナイダー司令官は29日、オンラインで記者会見を開き、まず「北京は東シナ海と南シナ海で攻撃的で悪意ある行動を続けている」と中国を批判しました。

そして、沖縄県の尖閣諸島周辺での中国の行動について「ここ100日から120日の間、いまだかつてないレベルで日本の領海に侵入ている」と述べ、かつてなく活動を活発化させていると指摘しました。

そのうえで「尖閣諸島の状況についてアメリカが日本政府を助ける義務をまっとうする」と述べ、アメリカ軍として周辺海域での警戒監視や情報収集、偵察活動を強化して日本を支援するという考えを示しました。

引用元 在日米軍トップ「尖閣周辺で日本を助ける義務まっとうする」

これまで米国は国家間の紛争は「当事国同士で解決せよ」というのが基本スタンスでした。

実際に、日韓の貿易摩擦についても、トランプ大統領は文大統領に仲裁を要請されても、「当事者同士で解決しろ」と、文大統領の要請を退けました。

北朝鮮と韓国の問題にもトランプ大統領は「他国の紛争には関与しない」「多くの人々が聞いたことのない遠い国の長い紛争を解決することは、米軍の責務ではない。」との意向を表明しました。

今回の尖閣問題は、重大な日米安保案件に関わるので、これらと比較してはいけないのですが、尖閣に関してのこれまでのアメリカの考えは、以下のものでした。

・尖閣諸島は日本の施政下にある。

・日米安保条約第5条は、日本の施政権下を対象とする。

・尖閣諸島は安保条約の適用対象になる。

これは、尖閣が日本の領土であるとは明言せず「尖閣が日本の施政下のうちは日米安保の対象だが、占領されればそれに当てはまらない」というものです。

トランプ大統領も「我々は日本とその施政下にある全領域の安全保障を約束する」と、表明しています。(参考;CNN)

いずれにしても、尖閣は日本の領土という明言は避けています。

しかし、シュナイダー司令官は「日本の領海に侵入している」と、きっぱり明言しています。つまり、尖閣諸島は単なる実行支配でなく、日本の領土ということを公的に認めたことになります。

これは、非常に大きな発言と考えます。

また『「尖閣諸島の状況についてアメリカが日本政府を助ける義務をまっとうする」と述べ、アメリカ軍として周辺海域での警戒監視や情報収集、偵察活動を強化して日本を支援するという考えを示しました。』とあるように、シュナイダー司令官は、全面的に日本をバックアップすることを表明しました。

いかに安倍総理によって、日米同盟が強固になったかを実感できます。民主党政権時に失ったアメリカの信用を、よくぞここまで回復してくれたと感じずにはいられません。

しかし、こういったアメリカの日本に対する思いと、日米が一枚岩になろうとしているときに空気の読めない政治家がいます。石破茂氏です。

石破茂氏「日本は米国と中国のいずれか二者択一の立場は取らない」それを世間では風見鶏という!

上記の日米の危機感をよそに、遡る事7月3日、石破氏はとんでもないことを言っていました。以下、ロイターより抜粋。

自民党の石破茂元幹事長は3日、日経新聞主催のイベントで講演と質疑応答を行い、日本は米国と中国のいずれか二者択一の立場は取らないと述べ、日米同盟を両国の関係が対等なものに見直す必要性を強調するとともに、中国に対して領土の拡張を許さないことが重要と指摘した。

引用元 日本は米中二者択一の立場取らない=石破自民元幹事長

石破氏は、状況を見定めるために、二者択一の立場は取らないというのでしょうか?それを世間では風見鶏といいます。

それとも、米中にいい顔をしようというのでしょうか?それを世間ではコウモリ外交といいます。

そして、風見鶏外交とコウモリ外交を体現しているのが韓国の文大統領ですが、石破氏は、もし、総理大臣になったら、文大統領を指標にするつもりでしょうか?そういえば、最近は韓国の勉強にお熱でしたね。

そもそも、尖閣問題において、石破氏の意見は何か他人事です。また、石破氏は「中国に対して領土の拡張を許さないことが重要」とも述べていますが、どのように対処するかが述べられない以上、これも他人事としかとらえられません。

石破氏には圧倒的に危機感と当事者意識が欠落しています。いつも評論家なのです。

もし、石破政権なるものが誕生したら、あの悪夢の民主党政権以上の悪夢が待っているでしょう。それは日本の破滅です。

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