立民が岡山5区の公認候補にした、はたともこ氏は反HPVワクチンの人物。。。立民の反科学主義がより鮮明に。。。


衆議院議員総選挙に向けて立憲民主党が新たな候補者を擁立しました。今回、岡山5区の公認候補になったのは、はたともこ氏です。

衆議院議員総選挙が間近に迫っている中での候補者擁立は、空白区を埋める為、そして狙いは小選挙区の議席ではなく、比例票の掘り起こしの意味合いが大きいのではないでしょうか。

実際に岡山5区に擁立されたはた氏は、立憲民主党が本気で小選挙区の議席を勝ち取る為に擁立した候補者とは到底思えない活動歴を有しています。

はた氏を擁立することで、比例票の掘り起こしを立憲民主党は狙っているのでしょうが、逆効果でしかないと思います。

はたともこ氏は筋金入りの反HPVワクチン活動家。。。

かねてより政権交代の選択肢になると主張している枝野代表の姿勢を反映して、立憲民主党が候補者擁立を急いでいます。政権交代の選択肢を目指す姿勢を候補者数という形式的な形で立憲民主党は満たそうとしているのです。

ですが、果たして公認候補として出馬する人物は、本当に立憲民主党の看板を背負うに相応しい人物なのでしょうか。

岡山5区からは、はたともこ氏が立候補する予定です。

立憲民主党は21日の常任幹事会で、次期衆院選岡山5区の公認候補となる総支部長に、元参院議員で新人のはたともこ氏(55)を選任した。無所属の笠浩史衆院議員(神奈川9区)の入党も了承した。
引用元 岡山5区に元参院議員 立民

このはた氏ですが、最近は執筆活動をしていたようで、最近刊行された著書が次のようなものです。

『ワクチンよりも検査』という言葉は、枝野代表が新型コロナウイルスのワクチン接種で政府が大規模接種センターを設置しようと動いた時に発した言葉と瓜二つです。

そして元参議院議員であるはた氏は、その議員活動中、全参議院議員の中で唯一、予防接種法の一部を改正する法律案に反対票を投じた人物です。

最近の活動、そして参議院議員時代の投票行動をみても、はた氏は筋金入りの反HPVワクチンの人物です。

はた氏は科学的な根拠をもって反HPVワクチンの活動をしているのでしょうか。

日本産婦人科学会はHPVワクチンの効果を公表中

反HPVワクチンのはた氏にとって不都合な事実を主張している団体が、日本産婦人科学会です。日本産婦人科学会は、HPVワクチンについて次のように公式ホームページで情報発信しています。

HPVワクチン接種を国のプログラムとして早期に取り入れたオーストラリア・イギリス・米国・北欧などの国々では、HPV感染や前がん病変の発生が有意に低下していることが報告されています。これらの国々では、ワクチン接種世代と同じ世代でワクチンを接種していない人のHPV感染も低下しています(集団免疫効果といいます)。またフィンランドの報告によると、HPVに関連して発生する浸潤がんが、ワクチンを接種した人たちにおいては全く発生していないとされています。
中略
日本産科婦人科学会は、科学的見地に立って、子宮頸がんの予防戦略においてHPVワクチンと検診の両者は共に必須であると考え、これまでにHPVワクチン接種の積極的勧奨の再開を国に対して強く求める声明を複数回にわたり発表してきました。
引用元 『子宮頸がんとHPVワクチンに関する最新の知識と正しい理解のために』

日本産婦人科学会は、科学的見地に立って、HPVワクチン接種は必須であるとしています。しかも、日本産婦人科学会は情報発信をして終わりだけではなく、その都度最新の情報に更新しています。

はた氏の主張は、科学的な知見に基づいたものなのでしょうか。そして常に情報をアップデートしているのでしょうか。

全参議院議員の中で唯一法案に反対票を投じ、反HPVワクチンの著書まで刊行したはた氏は、立憲民主党の候補者としては相応しいのかもしれませんが、国会議員として相応しいとは言い難いのではないでしょうか。

そして、『数打てば当たる』と思い、不適当な公認候補を擁立する立憲民主党は、国政政党としての資質がないと言わざるを得ません。

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