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中国の領空侵犯に自民部会で「そのうちドローンやヘリが尖閣諸島に着陸も」「『遺憾』や『厳重に抗議』だけでは済まない」との指摘です

中国の尖閣周辺の活動が活発化しています。領海侵入は頻繁に行われ、遂に中国海警局の船からヘリコプターが飛び立ち日本の民間小型機に対応しました。明らかな領空侵犯です。日本政府は厳重な抗議をしましたが、中国側は日本の民間機が「中国の領空に不法に侵入した」と反論してきました。

少しずつ既成事実を積み上げていく、中国のサラミ戦術が着々と進んでいます。

このまま中国の好きにさせていれば、やがて尖閣は奪われてしまう状況にまで来ています。自民党の外交・防衛関連の合同会議でも「そのうちドローンやヘリコプターが着陸しかねない」といった懸念の声が相次いでいました。

もう「厳重な注意」だけでは済まない。

沖縄県の尖閣諸島沖での中国海警局による領空侵犯を巡り、自民党の外交・防衛関連の合同会議で、中曽根弘文外交調査会長が、中国の行動について「かなりエスカレートしている。既成事実を重ねていこうというものではないか」との見方を示し、「そのうちドローンやヘリコプターが尖閣諸島に着陸しないとは限らない」との懸念を示し、「(中国政府に対し)『遺憾である』とか『厳重に抗議』だけでは済まない」と述べました。

ヘリや戦闘機に加え、ドローン、無人機の領空侵犯について問題提起されたようで、それはそれで必要と思いますが、何より重要なのは、尖閣を日本が実効支配しているという証を示すことが第一だと考えます。

まずやるべきは国や自治体の設備を設け、職員を常駐させることだと思います。これをしない限りはいくら厳重な抗議をしても、スクランブルで追い返しても、中国のサラミ戦術は収まらないでしょう。自衛隊や海保の負担が増えるだけです。

「尖閣は我が国固有の領土」と政府は訴えますが、それならば毅然とした対応で示さなければ、国民の不安も払拭できません。自民部会は、是非とも首相に提言していただきたい。

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