農水省がコメ価格の高騰を受け、備蓄米放出の準備の考えを示しました




『江藤拓農相は24日の閣議後記者会見でコメ価格の高騰を受け、政府の備蓄米を放出できるよう準備する考えを示した。コメの流通不足緩和を狙い初めて備蓄米を利用する。将来的に国が買い戻すことを条件とし、全国農業協同組合連合会(JA全農)などの集荷業者に売り出す。』との報道があり、話題となっています。

昨年夏の「令和の米騒動」以降、コメの流通不足と価格高騰が続いています。

お米のほかにも、キャベツなどの野菜、豚肉の高騰が家計を苦しめ、さらに「鳥インフルエンザ」の拡大で卵の高騰も懸念されています。他にも食料品など、各メーカーが値上げを公表して、物価高で国民は疲弊しています。

今回の対応は非常にありがたいものですが、その反面、「備蓄米放出の判断が遅すぎる」という意見もあります。その理由は、生産量の減少よりも、消費量の増加が指摘されています。もっと早く備蓄米の放出を決めていれば国民の負担はもっと少なく済んだはずです。

この様なコメ不足は、日本ブームで訪日外国人が増加すればいつでも起こりうることです。また、日本食ブームでお米の輸出も過去最高を記録しました。備蓄米放出と共に、お米の生産量を増やすよう、国が推進することも必要ではないでしょうか。




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