物価高を受けた中、新たな経済対策
政府は、物価高を受けた新たな経済対策について、企業の賃上げや国内投資を促すことなど5つの柱を挙げ、取りまとめる方針を示しました。
ロイターの記事によると、岸田文雄首相は先月25日の会見で、コロナ禍を乗り越えた国民が今度は物価高に苦しんでいると指摘。「税収増等を国民に適切に還元するべく経済対策を実施したい」と語った。と書かれています。
物価が高騰するのはなぜ?
物価が高騰する原因として挙げられるのは、エネルギーや原材料などの価格高騰であり、製品を作るにも運ぶにも、資源は欠かせない存在の中、以前にも増してエネルギーコストが掛かるため、その分物価に反映されやすくなっています。
資源エネルギー庁の資料によると、多くの産業において資源価格の上昇が製品価格に転嫁され、特に鋼鉄、石油・石炭産業は変化が顕著です。
もうひとつの原因として、円安が著しく進行していることが考えられ、多くの食品・製品を輸入に頼っている日本では、円安が物価に大きく影響し、輸入コストが高くなるのに値段は据え置きだと厳しいため、その分価格に反映されています。