略称「民主党」の弊害で、小川幹事長が国民民主との「再合併」を主張ですが、榛葉幹事長から「お花畑」と一蹴されました

野党の勢力図は、一応立民が野党第一党としての立場でありますが、重要役職である幹事長の迷言が止まりません。

立憲民主党と国民民主党のことを「兄弟政党」と主張する立民側ですが、実際は政治観の違いから袂を分かちました。今では基本政策において大きく隔たりのある両党ですが、小川幹事長がとんでもない主張をしました。

小川幹事長が略称めぐり、国民民主との再合併を主張です

小川幹事長は、立民と国民民主が共に略称を「民主党」としていることについて、『立憲民主党と国民民主党に分裂して以降、非常に深刻な課題の一つです。「民主党」と投票される有権者が300万人~400万人ぐらいいる。それはどこの得票になるのかと考えた時に、同じ民主党を源流とする立憲と国民民主が互いに自分たちの得票と主張せざるを得ないのが今の状況です』と訴えました。ここだけを見れば、両党が略称を「民主党」としていることに弊害があることを感じているのだろうと推察しました。しかし、続けて『本来であれば、立憲と国民民主は再度、歩みをそろえて、願わくば再合併、再合流をして、一つの党名で戦える環境を作るのが最も望ましいと思っている』と訳の分からないことを言い出しました。

同じ民主党を源流にしながら、政策の違いから分かれた両党です。国民民主の榛葉幹事長は、小川幹事長が両党の再合併が最も望ましいと発言したことについて、『小川氏はいい人だが、お花畑だ。まず基本理念が違っている』と指摘しました。さらに『言うのは自由だが、そういうことは街頭で言う問題ではない。これこそ積み上げる問題ではないのか』とも述べています。

その通りです。両党に分かれたのには理由があるからです。それを略称を巡って再合併を主張するなど、まった理解が出来ません。どちらかが「民主党」を名乗らなければいいだけです。

かつてこれほど浅慮な幹事長がいたでしょうか。小川幹事長と榛葉幹事長を見ていたら、どちらが野党第一党の幹事長かわかりません。立民は本当にこのまま参院選を向かえるつもりなのでしょうか。

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