岸田総理のウクライナ訪問、支援の内容を問うことより、お土産の方が大事な話なのでしょうか。。。

岸田総理が電撃訪問をしたウクライナですが、帰国後にウクライナ支援の中身が議論されるものと思いました。

ですが、平和ボケしているのか、支援の中身ではなく岸田総理が持参したお土産が議論の中心的な話題になっています。

支援の中身よりもお土産が中心的議題になるとは想像もしていませんでした。日本の国会はよほど暇なのでしょうか。。。

驚き呆れる支援の中身よりもお土産が注目される日本の国会。。。

電撃的にウクライナを訪問した岸田総理はゼレンスキー大統領との首脳会談で支援策を表明しています。

その支援策は次のような内容のものです。

岸田総理大臣から、日本は、昨年来進めてきた総額約16億ドルの人道・財政支援に加え、ロシアによる侵略1年の機会に、改めてウクライナへの連帯を示すべく約55億ドルの追加財政支援を行うことを決定した、今後、これらの総額71億ドルの支援を着実に実施し、電力、地雷処理、農業など様々な分野でウクライナを支えていくと述べました。また、岸田総理大臣から、今般、さらに、エネルギー分野などへの新たな二国間無償支援等を4.7億ドル供与すること、また、NATOの信託基金を通じた殺傷性のない装備品支援に3千万ドルを拠出することを決定した旨述べました。
引用元 日・ウクライナ首脳会談

今回の電撃訪問について与野党は情報管理のために、事前承認ではなく事後報告で良いという柔軟な姿勢を示していました。

そして岸田総理の帰国後には支援策の中身が議論されるものと思いましたが、予想外の展開を見せています。

なんと支援策の中身ではなく、お土産が問題になっているのです。

野党側は、岸田総理がゼレンスキー大統領に「必勝」と書かれた「しゃもじ」を贈ったのは不適切だったのではないかと問いただしました。

立憲民主党 石垣のりこ 参院議員
「これ『必勝』と書かれてるのっていうのは、選挙とか、スポーツ場の競技ではありませんので、日本がやるべきはやはり、平和をいかに和平を行うかであって、これ、必勝というのは余りにも不適切ではないかと思うんですが」

岸田総理
「いずれにせよ、ウクライナの方々は祖国や自由を守るために戦っておられます。こうしたこの努力に対して、我々は敬意を表したいと思いますし、我が国としてウクライナ支援をしっかり行っていきたい」
引用元 岸田総理のお土産“必勝しゃもじ”で国会追及…「必勝は余りにも不適切では」 ウクライナ訪問でゼレンスキー大統領に贈られ 参院予算委

岸田総理が表明した支援策より、お土産の方が大事な話なのでしょうか。ウクライナはロシアとの戦いの最中です。そのような国にする支援策を議論することのほうが重要ではないでしょうか。

お土産を議論したところで、何か戦況が変わるのでしょうか。

質問をしたのは立憲民主党の議員ですが、このようなことしか質問できないのであれば、明らかに国会の時間を無駄にしていると言わざるを得ません。

平和ボケの極みという事態になってしまっている国会での議論ですが、このような質問をする議員が所属する政党に、厳しさを増す安全保障環境の下で日本の舵取りを任せるのは恐怖でしかありません。

仮にウクライナ支援の中身に関心がないのであれは、真剣にウクライナ支援を考えている政党、または議員に質問時間を譲ってもらいたいと思います。

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