立民と維新の会の連携に暗雲です ⇒ 原発政策では不一致を露呈し、維新の会の立民への不信感も露わになっています。。。

通常国会で注目されていた立民と維新の会との連携ですが、泉代表のダジャレ発言以降、先行きが不透明になっていました。そして更にここにきて政策の不一致によりエネルギー政策の勉強会が当面中止することになりました。

連携の目玉として立ち上げられた勉強会が早くも頓挫した両党ですが、さらに維新の会は立民への不信感を露わにしています。

両党で準備していた法案について、提出1日前に立民側からリークされたことに維新の会が不信感を持っているというのです。

維新の会との連携は泉代表にとって最重要の戦略だったはずです。これが頓挫するようなことになれば責任問題に発展するのではないでしょうか。。。

維新の会が立民への不信感を吐露しています。。。

通常国会が招集される前に、立民の泉代表は自信満々に維新の会との連携の継続を公表しました。泉代表にとって唯一とも言えるまっとうな国会戦略でしたが、招集後1ヶ月ちょいで早くも破綻しかけています。

エネルギー政策をめぐって両党の隔たりが大きいことが改めて浮き彫りになりました。

日本維新の会の音喜多駿政調会長は3日、国会対応で「共闘」する立憲民主党と立ち上げたエネルギー政策の勉強会について当面、休止する考えを明らかにした。立憲側に「凍結」の意向を伝えたという。原発再稼働をめぐり、両党の方向性に隔たりがあることなどを理由に挙げた。

両党は1月に「共闘」の一環として、考え方に違いがある憲法や安全保障、エネルギー政策について勉強会を開くことで合意。エネルギー政策をめぐっては、高騰する電気代の価格抑制策として原発再稼働の必要性を訴える維新側に、立憲側が慎重な姿勢を示し、議論が行き詰まったという。
引用元 維新、立憲との勉強会「凍結」宣言 原発再稼働めぐり隔たり埋まらず

脱原発一色だった立民とエネルギー政策で一致するのは至難の業です。維新の会の音喜多議員は『これですべてがご破産ではない』とも語っていますが、明らかに両党は向いている方向が異なります。

そして立民は高騰する電気代の価格抑制策として何を考えているのでしょうか。維新の会の考えに反対するなら、是非立民が考える価格抑制策を提示してもらいたいと思います。

さらに音喜多議員はエネルギー政策に関する勉強会休止の理由の1つに立民への不信感も口にしています。

音喜多氏は凍結理由について、両党が2日に参院に共同提出した歳費法改正案に言及し「提出1日前に(立憲側から)メディアに情報がリークされ、信頼関係に決定的なひびが入ってしまった」と述べた。勉強会で模索していた提言書の作成で、原発に関する記述を巡って意見が一致しなかったことも理由に挙げた。

音喜多氏によると、提言書では電気料金高騰への対策として「原発を早期に再稼働する」などの文言を入れるよう維新が主張したのに対し、立憲側は「受け入れられない」との認識を示したという。
引用元 維新、立憲との勉強会“凍結” 「メディアにリーク、信頼にひび」

音喜多議員曰く、立民が法案提出をリークしたことが原因の1つのようです。立民は法案をリークすることで議論をリードしていることや成果をアピールしたかったのだと思いますが、その結果、維新の会に不信感を持たれては元も子もありません。

成果がない立民がアピールに懸命になりたいことは理解できますが、あまりにも考え方が安易すぎます。

維新の会との連携に暗雲が立ち込めて、これがご破産になった場合には泉代表はどのように責任を取るのでしょうか。選挙で敗れても平然と代表の座に居座り続けている泉代表のことですから責任を取ることはないのかもしれません。ですが最低限の説明はするべきだと思います。

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