
選択的夫婦別姓の早期導入を求める経団連の昨年6月の提言、トラブルの多くが解消されていることが判明です。。。自民党議員から『実態に合わせた主張をしていただきたい』と苦言が。。。
今国会で争点の1つとなっている選択的夫婦別姓の導入の是非ですが、呆れる実態が明らかになりました。
選択的夫婦別姓導入に積極的な姿勢を示している経団連が、昨年6月に出した提言で例示されていたトラブルの多くが解消されているというのです。
提言で示されたパスポートのトラブルに関しては、海外でトラブルすら確認されていないというのです。
いつから経団連は左翼の巣窟になったのでしょうか。実態把握もろくに出来ていない提言に意味はあるのでしょうか。
呆れる経団連の前のめりな姿勢
選択的夫婦別姓の導入に前向きな団体の1つが経団連です。その経団連は昨年6月に提言を発表し、選択的夫婦別姓の議論をリードしてきました。
その経団連の提言について、自民党の会合で驚きの事実が明らかになりました。
産経新聞の報道によると、問題視されたトラブルの多くが現在解消されている状況が自民党会合で指摘され、経団連の永井浩二副会長(野村ホールディングス会長)が「追い付いていないところがあった」と釈明していたというのです。
さらに提言で問題としていながら、驚くことに実態すらなかった事例もあるといいます。
「空港では、パスポートのICチップのデータを読み込むが、そこに旧姓は併記されていない。よって、出入国時にトラブルになる」との指摘については、パスポートに旧姓を併記する要件が緩和された3年4月以降、海外でのトラブル事例は報告されていない。
引用元 夫婦別姓、経団連幹部が釈明「追い付いてなかった」旧姓使用トラブル多くが改善 自民会合
いったいどのような調査を経団連は行ったのでしょうか。経団連に対して自民党議員から『実態に合わせた主張をしていただきたい』と苦言が飛び出す有様です。
更に、青山議員に至っては『最初から方向性を決め、それに沿うデータを持ってきているのだろうが、本来の経団連のあり方とは違う』と猛批判をしています。
経団連の提言に示されていた問題事例の多くが解消、そして問題そのものがなかったことについて問われた経団連の十倉会長は7日の記者会見で『不便を被らなければいいという問題だけではない。便利か不便かという問題ではなく、アイデンティティーの問題を含んでいる』と語る始末です。
問題が解消されれば『アイデンティティーの問題』と言ってのけるのであれば、最初からそのように主張すればよかったのではないでしょうか。
ころころと論点を変える経団連の主張に付き合う必要があるのでしょうか。自民党には経団連の主張に惑わされることなく、議論を進めてもらいたいものです。