日本共産党の小池議員が『どなたが代表になろうとも国民に対する公約で公党間の確認だ』と立民を牽制のようです。。。
立憲民主党の代表選の争点になったのは、残念ながら政策ではありませんでした。立憲民主党のイメージ回復、そして日本共産党との関係が争点になりました。
マスコミが報道するのも、日本共産党との関係を継続するか否かでした。その相手方であり当事者である日本共産党の書記局長である小池議員が立民との合意について「公約であり公党間の確認」だと主張しています。
確かに小池議員の発言には、一理あります。立憲民主党の泉健太新代表には難しい舵取りが迫られそうです。
日本共産党との共闘について異論飛び交う代表選。。。
党の代表を決める代表選は、その党のイメージを大きく左右することは間違いありません。その代表選で日本共産党との関係が多く報道されました。
今回の代表選では、共産党との共闘のあり方や党運営の見直しが主な争点となった。共産党との共闘を巡っては、選挙区調整が必要だとの考えで4氏が一致したこともあり、立民内には「論戦は十分に深まらなかった」との見方も出ている。
引用元 立民代表選が投開票へ、決選投票にもつれ込む可能性…合従連衡の動きも
代表選でも争点になった日本共産党との関係については支持団体の連合の芳野会長も頻りに言及しています。
芳野会長は、日本共産党との共闘について『連合と共産党の考えが違う。立民と共産党の共闘はありえないと言い続ける』と厳しい言葉を並べ、更には野党の候補者一本化についても『選挙戦術そのものは理解できるが、考え方の違う共産党が入るのはちょっと考えなければいけない』と日本共産党を含めることに強い拒否反応を示しています。
立憲民主党と日本共産党との共闘について多くの議論がなされていますが、日本共産党の役員の小池書記局長は筋の通った主張をしています。
一理ある小池書記局長の主張。。。
立憲民主党、そして連合内部で日本共産党との共闘をやめるべきだという主張があることはわかりましたが、日本共産党の小池議員が一理ある主張をしています。
そして小池書記局長は「立憲民主党と日本共産党との政権協力の合意、これは市民連合と4野党で確認した20項目の共通政策を実現するために、どういう政権を作るかと政権の姿を示したものだ。国民に対する公約である、そして両党の党首が交わした公党間の合意である。この合意を確認すると立憲民主党の当時の枝野代表が決断したから、我が党の志位委員長はそれに敬意を表して私たちもそれ受けて20を超える小選挙区で立候補を取り下げる決断をした。私たちは引き続きこの国民への公約、両党間の合意、これを誠実に順守して参る。立憲民主党にもそのことを強く求めたい」と訴えた。
中略
さらに小池書記局長は記者団から、合意はいつまで続く認識かを問われると「総選挙で国民に対して公約したことだから、それは当然、今の議員の皆さんは、今の立憲民主党は選挙の任期が続く限りは、それは順守する責任がある」と語気を強めた。
引用元 「どなたが代表でも共闘の公約変わらない」共産党・小池書記局長が立憲民主党をけん制…代表選を前に
小池議員の発言は最もではないでしょうか。確かに、衆議院議員総選挙で立憲民主党は日本共産党との合意を持って選挙戦を戦い抜きました。つまり、それをよしとして投票された方もいたことになります。
それは当然、公約として国民は受け取っています。選挙で敗れたからといって、その公約がなかったことにはならないのではないでしょうか。
小池書記局長の主張は筋が通っており、一理あると思います。
こうした小池書記局長の主張を立憲民主党の泉新代表はどのような対応をするのでしょうか。新代表がここで対応を見誤っては党の再生は愚か、消滅の道を進むことになるはずです。
そしてこの問題が、泉新代表が党略と世論、どちらを重視しているかの試金石になることに間違いありません。