塩野義製薬が開発中の新型コロナの飲み薬は、非臨床試験で有効性を確認




新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、塩野義製薬は、開発中の新型コロナの飲み薬について、オミクロン株の新たな変異ウイルス系統に対しても、非臨床試験で有効性を確認したと発表しました。

塩野義製薬は、新型コロナウイルスの飲み薬についてオミクロン株の亜種「ケンタウロス」への効果も確認されたと発表した。

塩野義製薬が国に承認を申請しているのは、新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」。

1日1回ずつ5日続けて服用することで、体内のウイルスの量を低下させ、重症化を防ごうとするもの。

今回、試験管で行った試験で、オミクロン株の亜種で“ケンタウロス”とも呼ばれる「BA.2.75」にも有効性があることが確認されたという。

引用元 “ケンタウロス”への効果確認 塩野義のコロナ飲み薬

新型コロナでは、初の国産の治療薬という点で注目が集まっている塩野義製薬のゾコーバは、軽症や中等症の患者向けで1日1回、5日間の服用で、ウイルスの増殖を抑える働きがあります。

ゾコーバは、重症化リスクにかかわらず、使える可能性があるのが特徴であり、加えて国産となれば安定的な生産や供給も担保される強みがあり、塩野義製薬は、最終治験が完了する前に実用化を認める「条件付き早期承認制度」での承認を申請し、その後、新設された「緊急承認制度」での申請に切り替えました。

新型コロナは変異を繰り返し、次々と新しい変異ウイルスが登場するコロナ対策の中で、今後、開発スピードと新たな変異に対応できる有効性が重要であります。



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