場面に応じてマスク着用を控え、こまめな水分補給で熱中症から守る




新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、屋外へ出れば危険な暑さであり、熱中症の厳重な警戒が必要とされます。熱中症予防のため、不必要なマスク着用を控えることと水分補給が大切です。

水・お茶→スポーツドリンク→経口補水液
室内にいても外出時でも、こまめな水分補給が求められる今の季節。谷口先生はまず水分補給をする際に望ましい飲み物を「アルコール以外で、水・お茶が適切」と前置きしつつ、「ただ、何度も飲む場合は水やノンカフェインのお茶、麦茶などがいいでしょう」と話す。

蒸し暑い中で飲みたくなってしまう炭酸飲料も、ノンシュガーであれば「胃腸も刺激し、食欲も増すので良いです」とのこと。スポーツをしている時は、スポーツドリンクで水分を摂取することが望ましいという。

ただし、アルコールは利尿作用があるため、水分補給の飲み物としては適していない。

また「糖分や塩分が多い飲み物は、取り過ぎると臓器に負担がかかるので、日常的な水分補給としてはよくありません。特に、糖分過多は肝臓に負担がかかり、疲れやすくなります。加えて、糖分は血糖値を上げてしまうため、お腹がすかなくなり、食事を抜いてしまうことにつながります」と谷口先生。

気になるカフェインに関しては「人間にカフェインの耐性がつくため、飲み慣れている人はカフェイン入りでも問題ないです。逆に慣れていない人がカフェイン入りの飲み物を水分補給として飲むと利尿作用が出やすくなることもある」ため注意してほしいとのこと。

引用元 水分補給は「水」じゃないとダメ? 専門家に聞いた熱中症・脱水症予防に適した飲み物

水分補給のタイミングと飲む量は、一般成人・子ども・高齢者と世代別に異なり、一般成人は、喉が渇きそうになったら、渇いたら飲むことを心掛け、子どもは決して大人の基準に合わせることなく、好きなように飲むことを促し、いつでも飲める状態にしておくことが、子どもの水分補給の習慣を身につけることにもつながります。

また、屋内においてもエアコン、扇風機や換気により暑さを避け、屋内でも人との距離が確保可能かつ会話をほとんど行わない場合は、マスクの着用を控え、水分補給のタイミングや飲む量は、特に子どもや高齢者は意識しておく必要があります。



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