「佐渡島の金山」世界遺産登録へ 誘客交流で新潟市と佐渡市とが連携
佐渡島の金山の世界文化遺産登録を見据え、新潟県の佐渡市と新潟市が観光客の誘致などを目的とした連携協定を結びました。
6月30日、佐渡を望む「Befcoばかうけ展望室」で、新潟市の中原八一市長と佐渡市の渡辺竜五市長が署名したのは『誘客交流連携協定』です。「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録への期待が高まる中、2つの市で連携し、誘客活動や情報発信をしたり、リピーターを増やすためのおもてなし態勢の整備に取り組んだりします。
【佐渡市 渡辺竜五市長】「この新潟に入った瞬間から、高い満足度そしてもう一度来たいという思い、これを持っていただけるような」
佐渡・新潟エリアでは今年9~11月にかけて、JR東日本による大型観光キャンペーンが予定されています。
【JR東日本 小川治彦新潟支社長】「新潟に泊まって佐渡を観光する、あるいは日曜の夜に新潟に泊まって月曜の朝に帰るというようなことができればですね、すごく広がりができる」
【新潟市 中原八一市長】「佐渡という大きな観光資源と結びついて、さらに連携を強化できるということは、新潟市にとっても大変に大きなメリット」
佐渡市・新潟市・JR東日本では今後、魅力的なツアーの検討や、満足度向上のための取り組み協議などをしたいとしています。
佐渡市と新潟市は、既に誘客に向けた連携協定をすでに結んでいますが、佐渡島の金山の世界遺産登録が決まった際に訪れる人が増えることを見据え、新たに協定を結び、活動に取り組み始めました。
また政府の閣議において、佐渡島の金山をユネスコ世界遺産へ推薦することが決定し、世界的に貴重な文化遺産として評価されると共に、次世代へその価値を継承し、日本の誇りとして世界遺産登録実現に向け全力で取り組んでいく方針です。