立民、日本維新の会を散々批判しておきながら、今に至って批判抑制論が浮上しているようです。。。
参議院議員通常選挙の応援演説で立憲民主党が力を入れていたことは、残念ながら政策のアピールではなく日本維新の会への批判でした。
批判しか取り柄がないのかと思われても仕方のない立憲民主党の姿勢ですが、今に至って日本維新の会への批判を抑制すべきだという意見が党の幹部会で出たというのです。
その意見に泉代表も理解を示しているとのことですが、選挙戦は早くも折り返し地点を過ぎました。あまりにも近視眼的な動きと言わざるを得ません。
国会論戦と同様に立憲民主党には、戦略という概念はないのかもしれません。そして市民も不在のように感じてしまいます。
泉代表が手応えを感じていた日本維新の会への批判です。。。
選挙戦が始まり、政策論争が行われると思っていましたが、報道で聞こえてくる立憲民主党の訴えは、政策ではなく日本維新の会への批判でした。
野党の日本維新の会を批判することで、何の得があるのか理解できませんが、日本維新の会への批判について泉代表の反応が次のように報じられていました。
立民は、1300万票の比例票獲得が目標。泉氏が維新を「危険な政党」と断じて批判を強めるのは、維新に向かう非自民票を切り崩す狙いがある。報道各社の世論調査で立民支持率が維新を下回るケースもある。
立民幹部は「泉氏は維新批判で支持拡大への手応えを感じているようだ」と解説。ただ、「維新と同じ土俵で戦っては駄目だ」(中堅)との異論もあり、効果は未知数だ。
中略
立民、維新両党の対立に、野党内の見方はさまざまだ。共産党の小池晃書記局長は20日の記者会見で、「維新は与党以上に危険な存在になってきている」と指摘。維新批判で立民と足並みをそろえる考えだ。一方、国民民主党関係者は「他党を批判しても支持は広がらない」と、冷ややかに語った。
引用元 立・維、激しい主導権争い 参院選後にらみ批判合戦【22参院選】
驚くべきことに泉代表は日本維新の会を批判することで支持が拡大する手応えを感じているというのです。
そして他の野党の反応を見ると、立憲民主党と共同歩調を取ることが多い日本共産党は理解を示していますが、国民民主党は呆れ顔です。
泉代表はこの調子で選挙戦を乗り切ると思われましたが、選挙戦が折り返しを迎えたというのに、今更戦略の転換を図ろうとしています。
幹部会で噴出した抑制論。。。泉代表も理解。。。?
日本維新の会への批判に明け暮れる立憲民主党ですが、29日に開催された幹部会では批判を抑制すべきという意見が出たと報じられています。
立憲民主党の29日の幹部会で、参院選の演説内容をめぐり日本維新の会への批判を抑えるべきだとの意見が出され、泉健太代表も理解を示した。言及するほど「ライバル」の維新に有権者の注目が集まってしまい、立民として逆効果だと判断したため。今後の遊説では、維新の地盤である関西を除いて抑制する見通しだ。
引用元 立民に維新批判抑制論 参院選、逆効果恐れ【22参院選】
なんともお粗末な話ではないでしょうか。つい先日は泉代表が手応えを感じていた日本維新の会への批判が今に至っては逆効果との意見が出ているというのです。しかも、その意見に泉代表が理解を示したと報じられています。
この政党には戦略はないのでしょうか。市民のことを考えたこともあるのでしょうか。あまりにもその場しのぎのことを行い過ぎです。
立憲民主党は一体どこを見て政治をやろうとしているのでしょうか。泉代表に限らず、枝野前代表の時から極少数の支持者にウケることしかしていません。そのことは支持率にもはっきりと表れています。
選挙戦で戦略もなく迷走を続ける立憲民主党は参議院議員通常選挙後にどのような体制になるのでしょうか。。。まっとうな政党になる日が来るのでしょうか。。。