沖縄県議会、玉城知事の「ゼレンスキーです」発言巡り「県議会としてもわびる必要を考えなければいけない」
沖縄県の玉城デニー知事の「ゼレンスキーです」発言が沖縄県議会でも問題視されているようです。
玉城デニー知事は、25日に沖縄県庁で開かれた米軍基地問題に関する有識者会議に出席する際、「ゼレンスキーです。よろしくお願いします」と発言しました。その直後に「冗談です」と述べましたが、発言はインターネット上で問題視され、批判が相次いでいました。
そこで、沖縄県としても知事の発言を詫びるべきという意見も出て協議されているようです。
玉城デニー知事が県の有識者会議で「(ウクライナ大統領の)ゼレンスキーです」と発言した問題で、県議会は30日、各会派代表者会を開いて取り扱いを協議した。各会派から議会としての謝罪や、知事への抗議などを求める意見が出たが、方針はまとまらなかった。今後、改めて各会派で対応を協議し、再度代表者会を開く方針という。
会議で野党の沖縄・自民の島袋大氏は知事の発言について、県議会がロシアのウクライナ侵攻への非難決議を全会一致で可決した経緯にも触れ「恥ずかしいことで、県議会としてもわびる必要を考えなければいけない」と議論を提起した。
与党側は与党4会派で知事に申し入れ「軽率な発言」と指摘したことを説明した。他方、議会としての発言への謝罪についておきなわ南風の平良昭一氏は「行政の長と議会は別だ。(発言は)6月議会で議論すべきだ」と述べた。
中立の公明の上原章氏は「議会として知事に注意・抗議すべきだ」と指摘した。
おそらく、玉城知事の発言は芸能人がギャグとして行っている感覚でやったのだと思いますが、例える相手が間違っていましたね。まさに空気を読めないとはこのことです。
玉城知事は会見で、「不用意に発言をしたことで、ご心配をおかけし、心からおわびしたい」と謝罪していましたが、ウクライナ大使にも謝罪をしていました。
玉城デニー沖縄県知事は30日、ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使と電話で対談し、県の有識者会議で「(ウクライナ大統領の)ゼレンスキーです」と発言した経緯を説明し、「軽率のそしりを免れない」と謝罪した。県によると、コルスンスキー氏は謝罪を受け入れ、「(発言が)ウクライナと日本、沖縄の関係に影響を及ぼすことはない」と述べたという。電話での謝罪は非公開で行われた。
県によると玉城知事は「ゼレンスキー氏やコルスンスキー氏にも大変な迷惑をかけ、心からおわびする」と述べた。有識者会議の入室時に会議メンバーがウクライナ情勢に関する議論をやり取りしていたことから、自身の発言につながった経緯などを説明した。
玉城知事は「ウクライナ国民が平穏な生活を取り戻していただきたい」とし、県として避難民受け入れを進めていることも説明した。
コルスンスキー氏は「丁寧な説明で状況が全て理解できた」と応じたという。「(ロシアの侵攻による)不正義の戦争被害に対して、沖縄の皆さんからの支援にも感謝する。沖縄を訪問し、玉城知事と沖縄とウクライナの関係発展について、語り合いたい」と述べたという。
軽率といえば、昨年5月の大型連休中に「予定は実家と山の神の実家庭でのBBQ」とTwitterに投稿していたことも話題になりましたね。沖縄県は新型コロナ対策として飲食につながるイベントの自粛を要請中で、投稿には批判が集中しました。この時も玉城知事は「不快な思いをさせてしまったことには反省している」と謝罪していました。懲りていないようですね。