毎日新聞『石炭禁輸』見送り検討と報道です。。。結果、石炭禁輸を岸田総理は決断しましたが、どこの情報に飛びついたのでしょうか。。。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、各方面からロシアへの制裁の強化を求める声が上がっています。
エネルギー供給等、各国それぞれで事情は異なります。岸田総理は日本が出来る限りの選択を取っています。その岸田総理の判断に不満があるのが毎日新聞です。
毎日新聞は岸田総理がロシア産石炭禁輸の見送り検討と報道しましたが、岸田総理が発表した対ロシア追加制裁には石炭禁輸が盛り込まれていました。
毎日新聞は、政府内の情報を得る手段を持っていないようです。
毎日新聞、ロシア産石炭禁輸見送り検討と報道。。。
ロシアがウクライナに侵攻して以降、ロシアに対して制裁を課すべきだという声が大きくなっていますが、エネルギーを海外に依存している日本がロシアとの関係を全て断つのは現実的ではありません。
実際、岸田総理は、サハリンでの天然ガスについては維持すると表明しています。エネルギー供給の安定化を考慮すれば、至極当然の判断です。
さらに岸田総理は、ロシア産石炭禁輸の見送りを検討している毎日新聞は報じました。
政府は、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁で、ロシア産石炭の輸入禁止措置は見送ることを検討している。世界的な資源価格の高騰に拍車をかける可能性があるためで、輸入禁止に踏み切る欧州連合(EU)とは判断が分かれる形となりそうだ。
中略
岸田文雄首相、萩生田光一経済産業相は3月下旬にそれぞれ欧州を訪問した際、各国に天然ガスや原油、石炭などを輸入に頼る日本の状況を説明。「日本の立場に一定の理解を得た」(政府関係者)という。だが、ロシアがウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で一般人を虐殺した疑いが強まっており、エネルギー資源の取引停止に踏み込まないことで国際的な風当たりが強まる恐れもある。
引用元 政府、ロシア産石炭禁輸の見送り検討 高騰懸念、EUと判断分かれ
政府の見送り検討ということを受けて、毎日新聞はEUと判断が分かれることを殊更強調し、日本に対して風当たりが強まる恐れがあると指摘しています。
毎日新聞も取材をした上で『見送り検討』との情報を得たのだと思います。ですが、岸田総理が行った記者会見では全く逆のことが発表されました。
岸田総理、対ロシア制裁に5項目追加
岸田総理が8日に記者会見を行い、ロシアに対して行う追加の制裁について発表しました。毎日新聞は石炭禁輸の見送り検討と報じていましたが、岸田総理の口からは石炭禁輸との言葉が飛び出しました。
岸田文雄首相は8日、官邸で記者会見し、ロシア産石炭の輸入禁止や金融制裁強化など5つの対露追加制裁を発表した。
中略
首相は石炭輸入禁止について「早急に代替策を確保し、段階的に輸入を削減することでロシアへの依存を低減させる」と述べた。日本が輸入する石炭のうち、発電用燃料に使う一般炭の13%、製鉄などに使う原料炭の8%を露産が占める。首相は「夏や冬の電力逼迫(ひっぱく)を回避するため、再生可能エネルギーや原子力などを最大限活用する」と語った。
引用元 石炭禁輸など対露制裁5項目追加 首相「圧力強化」
毎日新聞は一体どこに取材をし、『石炭禁輸の見送り検討』という情報を入手したのでしょうか。
ウクライナ情勢は多くの人が固唾を飲んで見守っています。それへの政府の対応も同様で岸田総理の判断が多くの注目を集めています。
毎日新聞は不確かな情報で、岸田総理の評価を落としたかったのでしょうか。日本を代表する新聞社の1つであるにも関わらず、官邸内の情報をろくに取ることが出来ないとは情けない限りです。