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立民の泉健太代表がNHKの取材に衆議院議員総選挙について『疑似政権交代では根本は変わらない』と発言です。。。変わらないのは立民の方ではないでしょうか。。。


NHKが特集記事として『コロナ禍の首相交代劇 泉健太の証言』と銘打った記事を配信しています。その中で泉代表は衆議院議員総選挙についても語っています。

立憲民主党の創設者、枝野前代表の後を継いだ泉代表にとって、こうしたマスコミへの露出を通じて新しい立憲民主党のイメージを読者には与えたかったはずです。

ですが内容を読んでみると枝野前代表と変わらない一面があります。こんな状況で通常国会が召集され、正念場を迎える立憲民主党は、乗り切ることが出来るのでしょうか。

立民内にあった自民党総裁選による埋没への焦り。。。

立憲民主党の泉代表は、枝野前執行部では政調会長の要職を務めていました。その泉代表は、自民党総裁選の盛り上がりによる埋没を当時危惧していたことを明かしています。

Q)それは埋没への危機感があったということか?

A)はい、そうですね。ですので、党の中の総合選対本部の議論では、この自民党総裁選にあわせて我が党の発信を強化しなければいけないと。最終的には日々、自民党総裁選の報道がなされる中で、立憲民主党の動きも発信をしていこうということで、これまで立憲民主党が政策として揃えていたものを一斉に発表するのでなく、順次、第1弾、第2弾、第3弾と分けて発表すると。そういう形への切り替えが選対の中で考えられていったということですね。
引用元 コロナ禍の首相交代劇 泉健太の証言

衆議院総選挙を目前に埋没しようものなら、党の存続に関わる大問題です。当時発信を強化する方針を決めたとのことです。

確かに立憲民主党は発信を強化していましたが、その一方で当時の役員の暴走も目立っていました。その1人は国会対策委員長を務めていた安住淳衆議院議員です。焦りを反映してなのか当時、安住淳衆議院議員は、「個別の番組についてチェックさせてもらう」と発言し、放送倫理番組向上機構への申し立ても検討する構えを見せていました。

情報発信によるプラスのイメージよりも、こうした悪目立ちによるマイナスのイメージの方が人々の記憶に残りました。

そして立憲民主党は、衆議院議員総選挙で敗北を喫することになる訳ですが、泉代表は選挙の結果に対しても言及しています。

『疑似政権交代では根本は変わらない』。。。変わらないのは立民の方では?。。。

衆議院議員総選挙は、与党側が絶対安定多数を獲得する圧勝に終わりました。ですが泉代表は選挙結果について次のように語っています。

疑似政権交代では根本は変わらない。今回、岸田総理が成長と分配の好循環とか、新しい資本主義という言葉を並べていますけども、どうも金融所得課税の見直しは引っ込める、そして令和版所得倍増論も引っ込める。聞く力はあると言われていますが、実は実態は変わらない。
引用元 コロナ禍の首相交代劇 泉健太の証言

また泉代表は、『頭は替わったけれども、体質は変わっていない』とも発言しています。これらの言葉はそっくりそのまま立憲民主党は当てはまるのではないでしょうか。

枝野前代表から泉代表に『頭』は変わりましたが、立憲民主党の身内に対して甘い姿勢は変わったと主張できるのでしょうか。はなはだ疑問です。。。

西村智奈美幹事長の記者会見を見ていても、問題への対処、そして身内への甘さは変わっていないように思えます。

現状では、枝野前代表の立憲民主党と泉代表の立憲民主党とでは大差がありません。通常国会で枝野前代表と変わらないことがはっきり分かれば、衆議院議員総選挙と同様に参議院議員通常選挙でも議席を減らすことは間違いありません。

泉代表の一挙手一投足に注目したいと思います。

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