変わったとは思えない立民。。。泉新代表の普天間基地移転の姿勢は『辺野古新基地中止』と従前通り。。。そして衝撃の参院選予測も。。。
代表が変わった立憲民主党ですが、政策は大きな転換点を迎えることになるのでしょうか。政策論争があまり伝わってこなかった代表選ですが、政策の中には従来の立憲民主党が掲げていたものと変わらないものがあります。
それは普天間基地移転についてです。泉新代表は、辺野古新基地建設について『中止を前提にする』とアンケートに答えています。またしても民主党政権の混乱を繰り返すつもりなのでしょうか。
そんな新代表が率いる立憲民主党ですが、衝撃の報道がありました。来年実施される参議院議員通常選挙で、惨敗するという予測が出ているのです。
厳しい船出を迎える泉新代表ですが、党の再生の道は険しそうです。
民主党政権の二の舞を覚悟?
政府のやることの逆張りをするのが野党の仕事ではないと思いますが、泉新代表は沖縄タイムズのアンケートで見事な逆張りをしています。
それが普天間基地の移転に伴う辺野古移設問題です。この問題について泉新代表は立憲民主党の従来通りの主張をしています。
11月30日の立憲民主党代表選で、泉健太政調会長が新代表に選出された。泉氏は、立民県連が代表選立候補者に対し、沖縄県名護市辺野古の新基地建設中止の公約を堅持するよう求めた要望書について「中止を前提とする」などと回答。本紙が実施したアンケートでは沖縄振興策についても言及し「基地問題とはリンクさせず推進していく」との見解を示している。
泉氏は県連の要望を受けて「丁寧な対話を重ね、党の政策へ反映させる」と強調。辺野古問題について「2019年の県民投票で民意は示され、軟弱地盤の改良に巨額の追加経費を要する課題も明らかになった」とし、工事中止の考えを示した。
引用元 辺野古の新基地「中止を前提とする」 立憲民主党の泉健太代表が言及
辺野古移転中止と主張するのは簡単です。ここではアンケートということもあってか、泉新代表の代替案は窺い知ることはできません。
泉新代表が代替案をお持ちであるなら、是非説明をしてもらいたいと思います。代替案なき中止論は、払拭しようと思った立憲民主党のイメージそのものであり、日米関係に混乱を招いた民主党政権と変わるところはありません。
泉新代表が取り掛かる重要課題の1つに党再生があることは言うまでもありません。ですが、そう簡単に党再生が叶うような状況ではなさそうです。
来年の参議院議員通常選挙、立憲民主党は惨敗??
党再生で最もわかりやすいのが国会で議席を増やすことです。来年の参議院議員通常選挙がそのチャンスとなるはずですが、衝撃の報道が出ています。
衆院選の結果に基づき、来夏の参院選1人区の結果を試算したものだ。計32の1人区は、参院選全体の結果を左右する。試算では、「与党」は自民か公明のどちらかの与党系候補、「野党」は立憲、国民民主、共産、れいわ、社民が候補者を一本化して野党系候補になることを想定した。維新やその他の政党は試算に含めていない。
その結果は惨憺たるものだ。2019年参院選で野党が勝利した岩手、宮城、長野、沖縄などもこのシミュレーションでは与党を下回り、総合成績では野党が4勝28敗。19年参院選が10勝22敗だったことを考えても、野党の弱体化はあきらかだ。
略
引用元 立憲民主、崩壊の危機 参院選1人区「4勝28敗」の衝撃予測〈週刊朝日〉
衆議院議員総選挙の結果を参議院議員通常選挙に当てはめると、立憲民主党をはじめとした野党は惨敗を喫するというのです。
現状のままではまずいことを泉新代表は理解しているのでしょうか。旧来の立憲民主党のイメージを引きずった場合、そして民主党政権を想起させた場合は、予測が現実のものとなるに違いありません。
これからは現実的な政策が必要です。それがなくして、市民の支持は得られないでしょう。
前途多難な泉新代表がどのように、この期待されない政党を再生させるのか見物です。