蓮舫議員、万博の主催が大阪府ではないのに、なぜか維新の会を批判です。。。

通常国会の冒頭では連携し、足並みを揃えていた立民と維新の会ですが、今では互いを罵り合うよう状況です。

相手への批判材料を見つければすぐに飛びつく立民所属の議員が蓮舫議員です。政府批判はもちろんですが、そのスタイルは維新の会が相手でも変わることがありません。

今回、やり玉に挙がったのは大阪万博です。大阪万博のパビリオンの建設が遅れていることに関連し、全て国頼みと批判の声を上げているのです。

ですが、大阪府が主催者なら蓮舫議員の言い分も理解できますが、実際、主催者は大阪府ではありません。

批判するのであれば、しっかりとした事実認識に基づくべきです。

全て国頼み?と批判する蓮舫議員ですが、万博の主催者は?

野党第一党の座をめぐって激しく鍔迫り合いをしている立民と維新の会ですが、その争いは国会論戦に留まらず、万博にも及んでいます。

大阪万博のパビリオンの建設が遅れている問題について蓮舫議員が次のようにSNSに投稿しています。

春、大阪維新の会公認の吉村洋文候補は自身が大阪誘致に携わった大阪万博を何度も訴えています。

「最後まで責任をもって素晴らしいものにする。横山さん(維新の市長候補)と力を合わせて、大阪を前に進めていく」

まさか全て国政頼み、国民の税金頼みではないですよね。
引用元 蓮舫議員公式SNS

蓮舫議員は春先に吉村知事が訴えていたことに基づいて批判を展開しています。統一地方選挙時の話だと思いますが、選挙時の訴えを取り上げた場合、ご自身、そして立民はどうなのでしょうか。何か成し遂げたことがあるのでしょうか。

そして蓮舫議員の批判にはいつものように、大事な視点が抜け落ちています。蓮舫議員は『まさか全て国政頼み、国民の税金頼みではないですよね。』と批判的に投稿していますが、万博の主催者が誰なのか知らないのでしょうか。

大阪万博について、ニッセイ基礎研究所が次のような情報を基礎研REPORTとして出しています。

万博とは、パリ本拠の政府間組織である博覧会国際事務局(BIE)の承認のもと、国際博覧会条約に基づき開催される国際博覧会を指す。第1回は、1851年にロンドンで開催された。産業革命を背景にし、英国の「世界の工場」としての力を誇示するものであった。万博というコンセプトは好評を博し、その後各国で開催された。1988年の条約改正前の旧分類では、一般博覧会(「一般博」)と特別博覧会(「特別博」)が存在した。現在は、登録博覧会(「登録博」)と認定博覧会(「認定博」)が存在する。登録博と認定博では、開催期間やテーマの範囲等が前者の方が大きい。アジア初の万博である1970年日本万国博覧会(大阪万博)は、6,400万人を超える来場者を集め、20世紀で最も多くの人が訪れた万博となった。
中略
また、オリンピック・パラリンピックとは異なり、主催者は都市ではなく政府である。大阪・関西万博の主催者は2025年日本国際博覧会協会(「協会」)で、日本国政府が協会の開催国としての義務履行を保証する。
引用元 大阪・関西万博について知っておきたいこと

オリンピックでは都市が主催者となりますが、万博の主催者は政府だというのです。主催者が政府であれば、蓮舫議員の『まさか全て国政頼み、国民の税金頼みではないですよね。』という批判が的外れということになります。

蓮舫議員は大阪万博について一体どのような認識を持っているのでしょうか。批判のための批判をしているようにしか思えません。

批判のための批判をする議員が有権者、そして国のために貢献できるとは全く思えません。

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