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週刊現代が『茂木派可能性なくなった』と大胆予想しましたが⇒産経新聞が『旧竹下派「茂木派」へ』と報道し、予想が外れてしまいましたが。。。


岸田総理が衆議院議員総選挙で勝利し、政策を実現する為に、先日も会議を新設するなど奔走しています。

有権者からの負託に応えようとしている岸田総理ですが、日本のマスコミは相変わらずの報道をしています。岸田総理が自民党内で『壮絶な復讐』を開始したというのです。ですが内容をよくよく読んでみると、予想はすでに外れていました。

岸田総理の足を引っ張り、日本を停滞させることがマスコミの役割なのでしょうか。

『茂木派』は誕生しない?

マスコミは有意義な情報を提供することもありますが、一方でフィクションをあたかも事実のように報じているものもあります。

今回週刊現代は、岸田総理の幹事長人事を『茂木派』潰しと報じています。

邪魔者はあと二人—。

安倍と麻生は、依然として岸田のことを無能無害な傀儡だと思っている。そこに、付け入る隙がある。岸田は早速、手を打った。甘利の後任に、茂木敏充を充てたことだ。

「これは意外な妙手」と評価するのは、自民党閣僚関係者の一人である。

「茂木は竹下派の会長代行だが、上にへつらい、下には傲岸という性格なので、青木幹雄が掌握する派閥主流派からは毛嫌いされている。

その茂木が幹事長になることで、彼が会長になって派閥を『茂木派』に変えて乗っ取る可能性がなくなった。つまり岸田は、竹下派主流派に上手く恩を売ったことになる

引用元 安倍、麻生よ、ただで済むと思うな…岸田総理の「壮絶な復讐」がいよいよ始まった

選挙結果を受けて甘利幹事長の後任として、茂木氏が幹事長になりました。自民党閣僚関係者の言葉として、茂木幹事長の誕生は茂木派誕生の可能性がなくなったと報じています。

ですが、よくよく考えてもらいたいのが、幹事長を派閥の会長が務めてはならないという規則がある訳ではありません。実際、長い間幹事長の要職にあった二階氏は二階派の会長です。

自民党閣僚関係者の話にしては、あまりに稚拙な分析ではないでしょうか。

しかも、この週刊現代の記事が配信される前に、産経新聞が『茂木派』に関する記事を配信しています。

産経新聞、竹下派から茂木派へと茂木氏の会長内定を報道。。。

週刊現代が『茂木派の誕生はなくなった』と報じたのが18日です。遡ること1週間前の11日に、産経新聞が茂木幹事長の会長内定を報じています。

自民党第3派閥の旧竹下派(平成研究会、51人)は11日、衆院選後初の定例会合を党本部で開き、4日に党幹事長に抜擢(ばってき)された茂木敏充会長代行の会長昇格を内定した。竹下亘前会長が9月に死去し、会長職は空席になっていた。近く役員人事を固め、「茂木派」が発足する。
中略
また、茂木氏の幹事長就任が決定打になった。平成研としては平成12年の森喜朗政権の野中広務氏以来、手にしたポストである。来年の参院選の公認権や資金も事実上握る。「会長就任に正面から反対できる人はいない」(衆院ベテラン)状況になった。

引用元 旧竹下派 「茂木派」へ 参院側からも反対出ず

産経新聞は茂木幹事長の誕生が、会長内定の決定打になったと分析しています。週刊現代とは真逆の内容です。

週刊誌は面白おかしく報道し、発行部数を伸ばすのが第一なのかもしれませんが、あまりに稚拙な分析は慎むべきではないでしょうか。

岸田総理が政策を遂行する為に、あえて茂木氏を外務大臣から幹事長に据えたことを邪推し、フィクションで政権の足を引っ張ることはやめるべきです。

記事で願望を堂々と報じる週刊現代は、フィクション小説として読むなら一読の価値はあるかもしれませんが、マスコミとしてはその資質を疑わざるを得ません。

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