【東京五輪】森喜朗氏の後任会長、小谷実可子氏に一本化の見通し 速やかに正式要請へ
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の辞意表明に伴う新会長が、組織委のスポーツディレクター(SD)を務める小谷実可子氏(54)を有力候補に、17日にも一本化される見通しとなった。組織委は16日、都内で第1回の候補者検討委員会を行い、選考基準などを確認した。17日にも再度会合を開いた上で速やかに正式要請。候補者を理事会に推薦し、選任に至るもようだ。
候補者検討委はこの日、都内で約1時間にわたり、公には初めてとなる協議を行った。御手洗冨士夫名誉会長(85)=日本経団連名誉会長=を委員長とした8人のメンバーには厳重なかん口令が敷かれ、代わりに武藤敏郎事務総長が記者団に対応。候補者に求められる「5か条」を公表した。
別掲の「5か条」は、御手洗委員長の原案を議論してまとめられた。武藤総長は「全部が及第点になるのは現実的ではない」と説明し、あくまで理想像として設定。17日の会合で委員が項目に見合う候補者を出し合って議論する。武藤総長は即日の一本化の可能性について「あると申し上げるべきでしょう」とした。
橋本聖子五輪相(56)、プロ野球DeNAのオーナーを務める南場智子氏(58)ら複数挙がる候補者の中で、5項目を限りなく満たすとみられるのは、組織委SDを務める小谷氏だ。
シンクロナイズド・スイミング(現アーティスティックスイミング)の花形として、1988年ソウル五輪では夏季大会の日本選手団で初となる女性旗手に抜てきされ、ソロとデュエットで2つの銅メダルを獲得した。東京五輪では選手村副村長を兼ね、準備状況もよく把握している。昨年10月からはSDとして、国際オリンピック委員会(IOC)や国際競技連盟(IF)などとの調整窓口にもなり、人脈を構築してきた。米国への留学経験から英語も堪能で、東京大会の招致活動に尽力した経緯がある。
さらに「男性より女性」「若さ」といった5か条以外の条件にも合致する。組織運営の経験、政府とのパイプなどを懸念する声もあるが、武藤総長始め、経験豊富なスタッフの支えで補完は可能とみられる。
一本化された場合「受諾を求めるのは、もちろん早くやる」(武藤総長)と、即座に正式要請する見込み。内諾され次第、承認手続きに入る。組織委理事ではない人物が会長になるには、まず理事になった上で理事会で互選。今回は速やかに体制を移行するため、書面での決議も検討されている。
森会長の辞意を受け、元日本サッカー協会会長で組織委評議員の川淵三郎氏(84)がいったんは後継指名を受けたが、不透明な経緯に政府から待ったがかかり、白紙撤回になった。五輪まであと半年を切っているだけに「できるだけ早く。空白は短い方がいい」と武藤総長はスピード決着を強調。新会長問題が、いよいよヤマ場を迎える。
◆小谷 実可子(こたに・みかこ)1966年8月30日、東京・原宿生まれ。54歳。小4でシンクロナイズド・スイミングを始め、桐朋女子高から日大文理学部に進学。88年ソウル五輪ではソロとデュエット(田中京とのペア)でともに銅メダルを獲得。92年バルセロナ五輪でも代表入り。引退後はスポーツコメンテーターや日本オリンピック委員会、日本オリンピアンズ協会の理事などを務め、2020年10月に五輪組織委のスポーツディレクターに就任。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fab238f6ededffd7e70aa416f80f7e8fa4d93add
ネットの意見
スキャンダル出ない奴でいい
一番叩かれにくい人材ってことでしゃーないね
小谷が無難ではあるな
小谷さんと同じソウルで活躍した人では
五輪できる派の勝利だな
あとは愛を持って無難な受け答えを頼む
決まっかな
スキャンダルが無さそうな場合→新鮮味がない、対外的なインパクトがないと批判
スキャンダルがある場合→全力で人格攻撃して突き落とす
本音では東京五輪を中止に追い込みたいマスコミに対抗するにはこれしかなかった。