国士舘大学特任教授の憲法学者が菅総理の任命権の行使を擁護。

菅総理の日本学術会議の任命拒否を「違法」「違憲」といったことを理由に未だに野党は批判を繰り返しています。「学問の自由の侵害」だと批判をしたり、任命プロセスを批判したりと、あの手この手です。

野党が意見聴取をしている人達を見てみると、任命拒否された学者、共産党とつながりがあるとされる元会長、組織的な天下り問題の責任を取り、引責辞任した元文科次官と、野党の意見を補強するような人物が目立ちます。

自分たちにとって都合が良い人物の意見に、積極的に耳を貸す野党のみなさんですが、耳の痛い話を憲法学の専門家である百地章氏(国士舘大学特任教授)が語りました。憲法の専門家である百地氏に言わせれば、「総理大臣の任命権は、ある程度の自由裁量はある」とのことです。

野党は、都合の良い意見だけを聞くため、国民の信用を勝ち取れないことに、いつになったら気が付くのでしょうか。

「違法行為」と、違法行為をしていた枝野氏が主張する滑稽さ

とにかく政権批判をすることが最優先の立憲民主党の枝野代表ですが、その姿勢は、菅総理になってからも変わることがありませんでした。

日本学術会議の会員任命をめぐって、菅総理に対して必死に批判する枝野代表の姿がありました。

立憲民主党の枝野幸男代表は4日、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題について「(日本学術会議法は)勝手に首相が判断できない条文の書き方になっており、明確な違法行為だ。今週衆院内閣委員会も開かれる。首相自ら出てきて説明するのが筋だ」と述べた。金沢市で記者団の質問に答えた。

引用元 立憲・枝野氏「明確な違法行為だ」 日本学術会議巡り

「明確な違法行為」と菅総理の判断を批判している枝野代表。法律には解釈があるということを、弁護士資格を持つ枝野代表が知らないはずがありません。「明確な違法行為」とは、誰がどう見ても違法なことを言うのではないでしょうか。

例えば、枝野代表が行っていた事務所内での違法喫煙は記憶に新しいところでしょう。

誰がどう見ても「明確な違法行為」を行っていた枝野代表が、菅総理の判断を「明確な違法行為」と断言するのは、滑稽としか言いようがありません。

枝野代表のいうところの「明確な違法行為」について、憲法の専門家が、菅総理の判断に理解を示す考えを示しました。

百地章特任教授が、「総理大臣の任命権は、ある程度の自由裁量はある」と理解を示す

枝野代表が口にする「明確な違法行為」は誰が見てもそうであるかといえば、実は違うのです。

憲法が専門の国士舘大学特任教授の百地章氏は、菅総理の判断に対して、次のように発言しました。

「日本学術会議」の会員候補6人が任命されなかったことについて、憲法が専門の百地章国士舘大学特任教授は、「総理大臣の任命権は、ある程度の自由裁量はある」などと述べ、政府の対応に理解を示しました。

この中で、百地特任教授は、「私は結論的には任命拒否はあり得ると考えている。菅総理大臣はいろいろなバランスとか総合的に考えたと言っており、総理大臣の任命権は、学術会議の推薦に拘束されるものではなく、ある程度の自由裁量はある。法律の解釈は変わらない。運用で少し変化が出たと私は理解している」と述べ、政府の対応に理解を示しました。

引用元 【学術会議】憲法専門の百地氏「首相の任命権 自由裁量ある」

百地特任教授は、総理大臣の判断は、学術会議の推薦に拘束されるものではなく、自由裁量があると述べたのです。

今回の日本学術会議の件では、野党の印象操作か、左派メディアの印象操作かはわかりませんが、政府に対して批判的な意見を述べる学者が目立ちます。「学者の国会」と称される日本学術会議の会員の任命拒否は、学者内でも賛否両論があるはずです。

菅総理に対して批判的な学者のみを取り上げるのではなく、肯定的に捉える学者も取り上げるのが公平というものではないでしょうか。

自身の主張に寄り添うような意見を集める野党と左派メディア。百地特任教授の意見も、ヒアリングに呼んで聞いてみてはいかがでしょうか。

臨時国会が、都合の良い意見を引出したい野党によって、いつものように荒れ、更に、優先度が低い日本学術会議の問題が長引くことにより、大切な審議時間が浪費されないことを願っています。

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