
小泉氏が「「自民党がおもしろくないから一回野党に任せてみよう」というのでは09年の再来だ」と訴えです
『「自民党がおもしろくないから一回野党に任せてみよう」というのでは09年の再来だ。あの時と同じ過ちを繰り返してはならない』と小泉進次郎農水相が訴えています。
小泉氏は「今の状況は2009年に民主党政権が生まれた時と似ている。野党の言っていることが実現しないのは分かるけど、一回自民党をたたき潰したい。その強いうねりにのみ込まれて民主党政権ができた」と、民主政権誕生の経緯を語ったうえで、「東日本大震災が起きたのはその2年後。もしも我々が与党だったらもっと福島の復興に対して具体的な政策を、スピード感をもってできたんじゃないか。この悔しさを今でも忘れていない。やると言ったことを、ことごとくやらなかった与党が当時の民主党だ。高速道路をタダにすると言ったが、なっていない。やらないと言っていた消費増税をやった。そして(立憲民主党の)野田さんは今、消費減税と言っている。全く一貫しない」と、当時の民主党政権が掲げた政策をことごとく裏切っていたことを訴えました。
確かにその通りでした。ポピュリズムに訴え民主党政権は誕生しましたが、いざ政権に就くと夢物語を語っていたことに気付いたのでしょう。何もできないまま民主党政権は崩壊しました。そして、時を経て立憲民主党になり、再び政権奪取を目論んでいますが、またもポピュリズムに走っている傾向があり、小泉氏が言うように、このまま政権が変われば09年の再来となります。
あの時と違うのは、新興政党が躍進しだしているという点なので、もし、自公が過半数を割ったからと言って野党がまとまることは考えにくいです。
しかし、何といっても自民党が国民の信頼を失ってしまったのが何よりの問題です。民主党政権の再来を許したくなければ、自民が国民に信頼される政党になるよう努力すべきです。
有権者の皆様には各党と候補者の政策をじっくり見て「この党なら任せられる。この人なら任せられる」と思ったところに投票していただきたいと思います。そして、選挙は国民一人一人の生活に関わることなので、多くの人が投票に行ってくれることを願います。
