小沢氏の批判に、泉代表が嫌味っぽく反論です…どうしてまとまれないの?

立憲民主党の代表選が9月7日告示 23日投開票に決まりました。既に枝野幸男前代表が出馬を表明し、政策も発表しています。現代表の泉健太代表も出馬の意向を示し、他には野田佳彦元首相や、江田憲司元代表代行、馬淵澄夫元国土交通相などが意欲を示すや要請を受けているなどの報道があります。

代表選を盛り上げようと、福山哲郎元幹事長などがSNSを使って代表選をアピールしていますが、それを打ち消すかのような不甲斐ない報道が目立つ立民です。

相変わらずの内ゲバです

小沢氏は、党が政治資金パーティーの全面禁止法案を衆院に提出しながら、幹部がパーティーを予定していたことについて、『信じられない。頭がおかしいのではないか。法案を出したなら、その時点で(開催は)なしだ』と批判し、執行部については『(野党協力が)3年たってもできなかったのに、(代表選までの)この1カ月でできるのか。ダメでしょう』と、痛烈に批判し、泉代表については『「野党第一党が政権を目指さないと言ったら国民はどう思うか。支持するやつなんかいない」と訴え、「(代表を)辞めたほうがいいのではないか。分からない感覚だ」』と、かねてから泉代表や党執行部を批判してきました。

壊し屋の異名を持つ小沢氏ですが、今なお健在のようです。こうして「泉降し」が始まりました。

しかし、これに泉代表が反論です。『小沢さんもなかなか、(執行部の)外におられると1カ月の動きしか見られていないというのは、まあ仕方がないかな、という気がします』と述べたうえで『この間けっこう…1カ月どころか3年間通じて、各野党と、関係がいいか悪いかで言えば、非常にいい関係だと、みなさんも見ていただいていると思います』と訴えました。

小沢氏の批判を受け流すことが出来ず、なかなか嫌味っぽい反論をしてしまいました。野党連携を果たすには党内がまとまらなければならないはずなのに、代表選前とはいえ、内部分裂が想定されるほどバラバラな状態が浮き彫りです。これでは代表選が終わって「ノーサイドでまとまりましょう」となるとは思えません。

せっかく福山氏などが一生懸命に代表選をアピールしているのに、各々が好き勝手に発信しているので台無しです。まずは党内がまとまらなければ、政権交代はおろか、野党連携もままならないでしょう。

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