参政党の公約「終末期医療を全額自己負担にする」が話題です。神谷代表「啓発する思いで入れた」 啓発と公約は違うと思うのですが。。。
参政党が発表した2025年の参議院選挙の公約に、「終末期医療を全額自己負担にする」内容が含まれていることが話題となっています。
参政党の神谷宗幣代表は8日、参院選の公約に「終末期の延命措置医療費の全額自己負担化」を掲げたことの真意を問われ、「みとられる時に蓄えもしないと大変だと啓発する思いで入れた」と語った。遊説先の盛岡市で記者団に答えた。福岡資麿厚生労働相は終末期医療の全額自己負担に否定的な認識を示した。
参政は公約で「過度な延命治療に高額医療費をかけることは国全体の医療費を押し上げる要因の一つ」と指摘。胃ろうや点滴などによる延命措置は原則行わないとし、終末期の延命措置の全額自己負担化を掲げた。さらに、本人の意思を尊重し、医師の法的リスクを回避するための尊厳死法制の整備などを訴えている。
引用元 参政公約「終末期延命措置は全額自己負担」 神谷氏「啓発する思い」
「啓発する思いで入れた」とのことですが、公約は掲げたことの実現を目指すもので、啓発は公約とは言えないと思います。
「終末期医療は全額自己負担」については、批判や疑問視する意見が殺到していますが、一部では「海外では当たり前」と、肯定するような意見も見受けられていました。
終末期医療は延命治療を諦めて、患者が自分らしく最後を迎えられるように処置・サポートすることを言います。
医療費支出の削減の点で言えば、一石を投じる発言かもしれません。しかし、社会的弱者が苦しまずに自分らしく最後を迎えることを切り捨てるようにも思えることに対しては疑問が残る発言です。
